ジャン=アシル・ベヌヴィル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/10 04:04 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ジャン=アシル・ベヌヴィル Jean-Achille Benouville |
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生誕 | 1815年7月15日![]() |
死没 | 1891年2月8日![]() |
ジャン=アシル・ベヌヴィル(Jean-Achille Benouville、1815年7月15日 - 1891年2月8日)はフランスの画家である。イタリアの風景画を描いたことで知られる。
略歴
パリで生まれた。弟に宗教画や「オリエンタリズム」の絵画を描いた画家、フランソワ=レオン・ベヌヴィル(François-Léon Benouville:1821-1859)がいる。フランソワ=エドゥアール・ピコに学んだ後、レオン・コニエに学んだ。パリ近郊やコンピエーニュ、フォンテーヌブローなどの風景画を描いた。1834年に初めてサロン・ド・パリに出展した。1837年のローマ賞の歴史風景画部門(Prix de Rome du paysage historique)に出展し2位となった。1838年から国外を訪れるようになり、1843年にジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796-1875)とローマを訪れて風景画を描いた。1845年にローマ賞(Prix de Rome du paysage historique)を受賞した。この年弟のフランソワ=レオンは歴史画部門のローマ賞(Prix de Rome de peinture de peinture d'histoire)を受賞した。ローマ賞の奨学制度で在ローマ・フランス・アカデミーで3年間学び、留学期間が終わった後も、1871年まで30年近く、作品をフランスに送りながらローマで活動を続けた。パリに戻った後も1975年にはオランダを旅している。
指導を受けたコローの風景画の影響を受けていたが、より繊細なスタイルの風景画を描いたとされる。
息子のピエール(Pierre Benouville:1852–1889)とレオンは(Léon Benouville:1860–1903)は建築家となった。
作品
参考文献
- Marie-Madeleine Aubrun: Achille Benouville: 1815–1891; catalogue raisonné de l'œuvre. Paris 1986
- Elmar Stolpe: Benouville, Jean-Achille. In: Allgemeines Künstlerlexikon. Die Bildenden Künstler aller Zeiten und Völker (AKL). Band 9, Saur, München u. a. 1994, ISBN 3-598-22749-3, S. 139 f.
- Gustave Geffroy: Benouville, Jean Achille. In: Ulrich Thieme, Felix Becker (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 3: Bassano–Bickham. Wilhelm Engelmann, Leipzig 1909, S. 340.
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