シドニー・ワイントラウプとは? わかりやすく解説

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シドニー・ワイントラウプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 05:03 UTC 版)

シドニー・ワイントラウプ
ポストケインズ派経済学
生誕 (1914-04-28) 1914年4月28日
ニューヨーク
死没 1983年6月19日(1983-06-19)(69歳)
国籍  アメリカ
研究機関 ペンシルヴァニア大学
ニューヨーク大学
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE)
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シドニー・ワイントラウプ(Sidney Weintraub、1914年4月28日 - 1983年6月19日)は、アメリカニューヨークで生まれた経済学者。アメリカのポスト・ケインジアンの重鎮であった。弟子には、ポール・デヴィッドソンがいる。ワイントラウブ、ワイントゥラウプ、ワイントロープなどと表記されることもある。

略歴

研究

  • 『所得分配の理論への接近』はケインズ経済学のミクロ的基礎に関する研究だが、G・L・S・シャックルを除いて高く評価されず、アメリカでそれが流行するようになるのは1970年代に入ってからといえる。
  • 賃金費用に対する価格のマーク・アップの経験的安定性から物価問題や所得分配問題にアプローチする方法を確立したことが挙げられる。WCM(Wage-Cost Mark-Up)理論に基づいて、‘Watchtower Approach’を提唱した。また、TIP(Tax-based Incomes Policy)の提案を生んだ(根井雅弘『異端の経済学』)。

主要著作

  • 『ケインズ理論による雇用成長と所得分配』、松坂兵三郎訳、ダイヤモンド社、1968年
  • 『物価と経済成長の一般理論』(現代経済学選書)、千種義人監修、水吉俊彦訳、巌松堂出版、1971年
  • 『所得分配の理論への接近』(現代経済学名著選集16)、明治大学経済学研究会編、増沢俊彦訳、文雅堂銀行研究社、1976年

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