シクラル1Bとは? わかりやすく解説

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シクラル1B

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 01:27 UTC 版)

シクラル1B
シクラル1B打ち上げの瞬間
任務種別 通信衛星
運用者 テレスパツィオ英語版
イタリア国防省、トルコ
COSPAR ID 2009-020A
任務期間 13年
特性
バス Italsat 3000
製造者 タレス・アレーニア・スペース
打ち上げ時重量 3,038キログラム (6,698 lb)
任務開始
打ち上げ日 2009年4月20日8時15分59秒(UTC)
ロケット ゼニット-3SL
打上げ場所 移動式海上打ち上げプラットフォーム「オデッセイ」(キリバス近海)
打ち上げ請負者 シーローンチ
軌道特性
参照座標 地球周回軌道
体制 静止軌道
静止経度 東経11.8度
近点高度 35,775キロメートル (22,230 mi)
遠点高度 35,811キロメートル (22,252 mi)
傾斜角 0.11°
軌道周期 23.93時間
元期 2013年10月25日2時29分49秒(UTC)[1]

シクラル1Bイタリア語: Sicral 1B)は、タレス・アレーニア・スペース社がイタリア軍向けに製造した軍用通信衛星である。本機はデュアルユース(軍民共用)であり、民間のテレスパツィオ英語版が衛星の送信帯域の一部を使用し、イタリア国防省NATOが残りを使用している。本機の衛星バスはItalsat 3000をベースにしており、1つのEHF/Kaバンド、3つのUHFバンド、5つのアクティブSHFバンドトランスポンダを搭載している。設計上の稼働期間は13年間である。[2]

製造

シクラル1B衛星の開発と製造は、タレス・アレーニア・スペース社が受注した[3]

打ち上げ

2009年4月20日、シーローンチ社はゼニット-3SLロケットを使用してシクラル1Bを静止トランスファ軌道に投入した。打ち上げは移動式海上打ち上げプラットフォーム「オデッセイ」から、グリニッジ標準時8時16分に行われた。[4]

脚注

出典

  1. ^ Peat, Chris (2013年10月25日). “SICRAL 1B - Orbit”. Heavens Above. 2013年10月29日閲覧。
  2. ^ Sea Launch Counts Down to SICRAL 1B Launch”. Sea Launch. 2009年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
  3. ^ Italian satellite SICRAL 1B ready for launch on April 19”. Thales Alenia Space (2009年4月9日). 2013年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
  4. ^ Sea Launch Successfully Delivers SICRAL 1B Satellite to Orbit”. Sea Launch (2009年4月20日). 2013年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月20日閲覧。



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