シアニジン_3-グルコシドとは? わかりやすく解説

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シアニジン3‐グルコシド

分子式Cl C21H21O11
その他の名称クリサンテミン、Chrysanthemin、シアニジン3-グルコシド、Cyanidin 3-glucoside、シアニジン3-O-β-D-グルコシド、Cyanidin 3-O-β-D-glucoside、シアニジン3-O-β-D-グルコピラノシド、Cyanidin 3-O-β-D-glucopyranoside
体系名:2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-3-(β-D-グルコピラノシルオキシ)-1-ベンゾピリリウム・クロリド、2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-3-(β-D-グルコピラノシルオキシ)-5,7-ジヒドロキシ-1-ベンゾピリリウム・クロリド


シアニジン 3-グルコシド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 14:30 UTC 版)

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シアニジン 3-O-グルコシド
(カチオン)
識別情報
略称 C3G
CAS登録番号 7084-24-4 (塩化物)
日化辞番号 J221.582I
J231.541F (塩化物)
KEGG C08604
特性
化学式 C21H21O11
モル質量 449.38 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シアニジン 3-グルコシド (Cyanidin 3-glucoside)とは、アントシアニンの一つ。シアニジンの3位に糖のグルコースが結合した配糖体。略称はC3G。クリサンテミン(Chrysanthemin)とも呼ぶ。

自然界の存在

ブラックベリー(Rubus fruticosus)に含まれるアントシアニンの9割がシアニジン 3-グルコシドである[1]。また、黒豆(煮豆)を調理するときには鉄鍋を使ったり錆びた古釘を用いることがあるが、黒大豆の表皮にも含まれるシアニジン 3-グルコシドとの結合でつくりだされる錯塩により黒色の発色を良くしている[2]

脚注

  1. ^ “Red Fruits: Extraction of Antioxidants, Phenolic Content, and Radical Scavenging Determination: A Review”. Antioxidants 6 (1). (2017). doi:10.3390/antiox6010007. 
  2. ^ 瓦家千代子「豆の調理」『生活衛生』第30巻第1号、大阪生活衛生協会、1986年、 48-52頁、 doi:10.11468/seikatsueisei1957.30.48ISSN 0582-4176NAID 1300037235712021年12月19日閲覧。


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