ザ・トゥエンティフォース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/10/22 01:02 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| ザ・トゥエンティフォース（日本語タイトル未定） | |
|---|---|
| The 24th | |
| 監督 | ケヴィン・ウィルモット |
| 脚本 |
ケヴィン・ウィルモット トレイ・バイヤーズ |
| 製作 |
ケヴィン・ウィルモット トレイ・バイヤーズ ジョーダン・ファッジ アレクサンドラ・ミルチャン |
| 製作総指揮 |
パトリック・ピーチ トニー・グラツィア |
| 出演者 |
トレイ・バイヤーズ アヤ・ナオミ・キング バシール・サラフディン モー・マクレー |
| 音楽 | アレックス・ヘッフェス |
| 撮影 | ブレット・ポウラク |
| 編集 | モリー・ゴールドスタイン |
| 製作会社 | ニュー・スレイト・ベンチャーズ |
| 配給 |
 ヴァーティカル・エンターテインメント |
| 公開 |
2020年8月21日（配信） |
| 製作国 |
アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
『ザ・トゥエンティフォース』（原題:The 24th）は2020年に配信されたアメリカ合衆国の歴史映画である。監督はケヴィン・ウィルモット、主演はトレイ・バイヤーズが務めた。
概略
1917年、テキサス州ヒューストン。米軍の第24歩兵連隊に所属する黒人兵士たちは地元住民や警察に対する不満を募らせていた。と言うのも、彼らは合衆国のために命懸けで働いているにも拘わらず、地元の人々から敬意を表されることはなく、それどころか差別的な扱いを受けていたのである。8月23日、ついに決定的な出来事が発生してしまった。その日の昼、警察官2人が黒人女性を不当に逮捕しようとしたため、見かねた黒人兵士の一人が仲裁に入った。それを不快に思った警察官2人は彼を銃で殴りつけ、捜査を妨害したという理由で逮捕した。その事件をきっかけに、黒人兵士たちは不満を一気に爆発させ武装蜂起した。
本作はヒューストン暴動の顛末を描き出していく。
キャスト
- トレイ・バイヤーズ - ボストン
- アヤ・ナオミ・キング - マリー
- バシール・サラフディン - ビッグ・ジョー
- モー・マクレー - ウォーカー
- トーシン・モロハンフォーラ - フランクリン
- ミケルティ・ウィリアムソン - ヘイズ
- トーマス・ヘイデン・チャーチ - ノートン
- ターニャ・チザム - アリス
- ジム・クロック - アブナー・ロックハート
製作
2019年6月4日、ケヴィン・ウィルモット監督の新作映画にトレイ・バイヤーズ、アヤ・ナオミ・キング、トーマス・ヘイデン・チャーチ、バシール・サラフディン、モー・マクレー、ミケルティ・ウィリアムソン、トーシン・モロハンフォーラが出演することになったと報じられた[1]。11日、ジム・クロックがキャスト入りした[2]。同月、本作の主要撮影がノースカロライナ州ソールズベリーで始まった[3]。2020年5月25日、アレックス・ヘッフェスが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[4]。
公開・マーケティング
当初、本作は2020年3月に開催されるサウス・バイ・サウスウェストでプレミア上映される予定だったが[5]、新型コロナウイルスの流行が拡大したことを受けて、映画祭自体が延期となった[6]。7月29日、ヴァーティカル・エンターテインメントが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[7]。8月5日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8]。
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには24件のレビューがあり、批評家支持率は79%、平均点は10点満点で7.35点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ザ・トゥエンティフォース』は実話に基づくストーリーをもっと上手に展開できたかもしれない。しかし、欠点はあるにせよ、同作はそれでも観客の心に訴えかける作品であり、合衆国の負の歴史を真っ正面から扱っている（悲しいことに、人種差別はタイムリーなテーマでもある）。」となっている[9]。また、Metacriticには9件のレビューがあり、加重平均値は56/100となっている[10]。
出典
- ^ “‘BlackKklansman’ Co-Writer Kevin Willmott Gets Underway Directing ‘The 24th’, Drama On 1917 Houston Riot And Aftermath”. Deadline.com (2019年6月4日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “‘The Matrix’ Actor Collin Chou Joins Netflix’s ‘The Half of It’; ‘Sabrina’s Abigail Cowen Cast In ‘I Still Believe’; Jim Klock Set For ‘The 24th’”. Deadline.com (2019年6月11日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “Brooklyn-South Square tunes in as ‘The 24th’ continues filming”. Salisbury Post (2019年6月27日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “Alex Heffes & Anoushka Shankar Scoring BBC’s ‘A Suitable Boy’”. Film Music Reporter (2020年5月25日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “SXSW 2020 Unveils Features and Episodic Premieres, Including Apatow’s ‘King of Staten Island’ and ‘Snowpiercer’”. Indiewire (2020年1月15日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “2020 EVENT UPDATE”. SXSW (2020年3月6日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “Kevin Willmott’s ‘The 24th’ About 1917 Houston Riot Lands At Vertical Entertainment”. Deadline.com (2020年7月29日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “The 24th Official Trailer (HD) Vertical Entertainment”. YouTube (2020年8月5日). 2020年8月30日閲覧。
- ^ “The 24th”. Rotten Tomatoes. 2020年8月30日閲覧。
- ^ “The 24th (2020)”. Metacritic. 2020年8月30日閲覧。
外部リンク
- The 24th - インターネット・ムービー・データベース（英語）
- ザ・トゥエンティフォースのページへのリンク
