ケネディーの分類とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ケネディーの分類の意味・解説 

ケネディーの分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/19 04:22 UTC 版)

ケネディーの分類(ケネディーのぶんるい)は1928年にKennedyが発表した、歯牙部分欠損の分類法である。 1955年にApplegate(アップルゲート)がこの分類の不明な点を明確し、それに対応する8つの法則を発表した。 現在ではApplegateの法則を適用した分類法が世界的に使用されている。

目次

ケネディーの分類

I級

現存する歯の後方に両側性の欠損が存在するもの(両側性遊離端欠損)

II級

現存する歯の後方に片側性の欠損が存在するもの(片側性遊離端欠損)

III級

片側性欠損領域の前方と後方の両方に歯が存在するもの(片側性中間欠損)

IV級

現存する歯の前方に正中線を越えて一つの欠損領域をもつもの(前方歯中間欠損)

アップルゲートの法則

法則1

分類は抜歯によって変わるので、前処置後に行う。

法則2

第三大臼歯が欠損しており、その領域を補綴修復しない場合は分類の対象としない。

法則3

第三大臼歯が存在し、支台歯として用いる場合は分類の対象とする。

法則4

第二大臼歯が欠損し、その領域を補綴修復しない場合は、この欠損領域を分類の対象としない。

法則5

同一歯列内において二箇所以上の欠損がある場合、最後方の欠損領域(第三大臼歯を除く)により、分類を決定する。

法則6

分類を決めた欠損領域以外の欠損は、その級の類型として、その数によって表す。

法則7

類型は欠損領域の数によって決まり、欠損領域の広さには関係が無い。

法則8

両側性で単一の欠損領域であるIV級の後方に欠損がある場合、後方の欠損に対して先に級が決定するので、IV級には類型は存在しない。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ケネディーの分類」の関連用語

ケネディーの分類のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケネディーの分類のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケネディーの分類 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS