ギヨーム・クストゥー_(子)とは? わかりやすく解説

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ギヨーム・クストゥー (子)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/27 09:38 UTC 版)

ギヨーム・クストゥー
Guillaume Coustou
誕生日 (1716-03-19) 1716年3月19日
出生地 フランス、パリ
死没年 1777年7月13日(1777-07-13)(61歳没)
死没地 フランス、パリ
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ギヨーム・クストゥー(Guillaume Coustou、1716年3月19日 - 1777年7月13日)は、フランスの彫刻家である。同名の彫刻家の父親ギヨーム・クストゥー1世(Guillaume Coustou le aîné: 1677- 1746)と区別するために「若いほうのギヨーム・クストゥー(Guillaume Coustou le Jeune )」などとも呼ばれる。

略歴

パリで生まれた。多くの彫刻家を輩出した家系の出身で、叔父のニコラ・クストゥー英語版(1658-1733)は1682年にローマ賞を受賞した彫刻家であり、父親のギヨーム・クストゥー1世も1697年にローマ賞を受賞した彫刻家であった。弟に建築家になったシャルル=ピエール・クストゥー(Charles-Pierre Cousto: 1721-1797)がいる。

家族の工房で学び、父たちと同じように1735年に彫刻のローマ賞を受賞し、1736年から1739年に間、在ローマ・フランス・アカデミーで修行した[1]。1739年に帰国すると老年になり、体調のすぐれない父親に国王から注文されていたマルリー宮殿の馬の彫刻「Chevaux de Marly」を完成させた[2]。1742年に王立絵画彫刻アカデミーの会員候補に選ばれ、バルカンの座像をアカデミーに提出し会員となった。1746年には教授の称号を得た。ギヨーム・クストゥーが教えた学生にはクロード・ドジュー英語版(Claude Dejoux: 1732-1816)やフランソワ・ドヴォージュ英語版(François Devosge: 1732-1811)、ピエール・ジュリアン英語版(Pierre Julien: 1731-1804)、ジャン=バプティスト・ストーフ英語版(Jean-Baptiste Stouf: 1742-18261)らがいる。

ギヨーム・クストゥーの作品には弟子たちと完成させたサンスの聖堂英語版(Cathédrale Saint-Étienne de Sens)のフランス王太子ルイ・フェルディナンのモニュメントなどが知られている[3]

作品

参考文献

  1. ^ « Liste des résidents [archive] », sur Villamedici (consulté le 19 janvier 2010)..
  2. ^ François Souchal, Les frères Coustou (Paris) 1980.
  3. ^ Henri de L'Épinois, Vie du Dauphin, père des rois Louis XVI, Louis XVIII et Charles X, Paris, J. Vermot, 1858, qui poursuit « Cette espèce d'injustice doit être imputée aux usages de l'Académie : tant qu'un artiste n'était point admis dans cette compagnie, il n'était considéré que comme un élève, le maître pouvait lui abandonner l'entière exécution de ses ouvrages et néanmoins en revendiquer l'honneur. ».



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