ガブリエル・フェリエール
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ガブリエル・フェリエール Gabriel Ferrier | |
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生誕 | 1847年9月29日 フランス,ニーム |
死没 | 1914年6月6日 フランス,パリ |
ガブリエル・フェリエール(Gabriel Ferrier、1847年9月29日 - 1914年6月6日 )はフランスの画家である。
略歴
フランス南部のニームの薬局店主の息子に生まれた。息子の絵の才能を認めて父親によってパリで学ぶことを許され、パリのエコール・デ・ボザールに入学し、エルネスト・エベールやイジドール・ピルスに学んだ。1869年にサロン・ド・パリに出展。1872年にローマ賞を受賞し、ローマ留学の奨学金を得た。1873年から1876年まで、ローマの在ローマ・フランス・アカデミーで学んだ。
肖像画家として、フランス第三共和政の時代の貴族や政治家を描いた。1883年にアルジェリアを旅し、「オリエンタリズム」の絵画も描くようになった。1889年のパリ万国博覧会の展覧会に出展し、金メダルを受賞した。
レジオン・ドヌール学校 (Maison d'éducation de la Légion d'honneur) の絵画の教授に任じられ、ジャン=レオン・ジェロームの後任としてエコール・デ・ボザールの講師となった。アカデミー・ジュリアンでも教えた。フェリエールが教えた画家にはポール=エミール・ベカ、ロジェ・ビシエール、アンドレ・フォー、ルイス・リカルド・ファレロ、アルベール・リンチ、クレマンティーヌ=エレーヌ・デュフォーらがいる。
1906年にレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受勲した。
作品
少年時代のギーズ公と姉(1880)
シャルル・ド・フレシネ-フランス首相 (1894)
ガニュメーデース (1874)
参考文献
- Hans Vollmer: Ferrier, Gabriel (G. Joseph Marie Augustin). In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 11: Erman–Fiorenzo. E. A. Seemann, Leipzig 1915, S. 483–484 (Textarchiv – Internet Archive).
- E. S.: Ferrier, Gabriel. In: Allgemeines Künstlerlexikon. Die Bildenden Künstler aller Zeiten und Völker (AKL). Band 39, Saur, München u. a. 2004, ISBN 3-598-22779-5, S. 125.
- Gérald Schurr, Pierre Cabanne: Dictionnaire des petits maîtres de la peinture, 1820-1920. Éditions de l’amateur, Paris 2014, ISBN 978-2-85917-541-2, S. 424 f.
- Obituary – Gabriel Ferrier. In: American Art News. Band 12, Nr. 35, New York, vom 13. Juni 1914 JSTOR 25591220 (englisch, Nachruf, Sp. 3 oben).
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