カート・トーマス_(バスケットボール)とは? わかりやすく解説

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カート・トーマス (バスケットボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 07:06 UTC 版)

カート・トーマス
Kurt Thomas
引退
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1972-10-04) 1972年10月4日(52歳)
出身地 テキサス州ダラス
身長(現役時) 206cm (6 ft 9 in)
体重(現役時) 106kg (234 lb)
キャリア情報
高校 ヒルクレスト高等学校
大学 TCU
NBAドラフト 1995年 / 1巡目 / 全体10位[1]
プロ選手期間 1995年–2013年
ポジション PF / C
背番号歴 40, 44
選手経歴
1995-1997
1997-1998
1998-2005
2005-2007
2007-2008
2008-2009
2009-2010
2010-2011
2011-2012
2012-2013
マイアミ・ヒート
ダラス・マーベリックス
ニューヨーク・ニックス
フェニックス・サンズ
シアトル・スーパーソニックス
サンアントニオ・スパーズ
ミルウォーキー・バックス
シカゴ・ブルズ
ポートランド・トレイルブレイザーズ
ニューヨーク・ニックス
受賞歴
通算成績
得点 8,973 (8.1 ppg)
リバウンド 7,328 (6.6 rpg)
アシスト 1,204 (1.1 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

カート・ビンセント・トーマスKurt Vincent Thomas1972年10月4日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のバスケットボール選手。身長206cm。体重106kg。主なポジションはセンター

経歴

テキサスクリスチャン大学ではパワーフォワードとして活躍し、平均17.4得点9.0リバウンドを記録した。特にリバウンドにおいては大学歴代3位の記録を残しており、この頃からディフェンスの名手として知られていた。

1995年のNBAドラフトマイアミ・ヒートから全体10位で指名されてNBA入り。

1997年2月14日、プレドラグ・ダニロヴィッチ、マーティン・ムレセップの保有権とともに、ダラス・マーベリックスジャマール・マッシュバーンとのトレードに出される。

1999年1月22日、フリーエージェントの権利を獲得したトーマスは、ニューヨーク・ニックスと契約を結んだ。

2005年のNBAドラフト開催日の6月28日、ディジョン・トンプソンとの契約権とともに、フェニックス・サンズクエンティン・リチャードソン、サンズが指名したネイト・ロビンソンの契約権、現金とのトレードに出された。

2007年7月20日、2008年と2010年のドラフト1巡目指名権とともに、シアトル・スーパーソニックスの2巡目指名権とのトレードで放出された。これはトーマスの年俸800万ドルをペイロールから放出するためであった[1]

2008年2月20日、ブレント・バリー (バリーは即解雇され、30日ルール消化後にスパーズに復帰)、フランシスコ・エルソン、2009年のドラフト1巡目指名権とのトレードでサンアントニオ・スパーズに移籍した[2]

2009年6月23日、リチャード・ジェファーソンとの交換でブルース・ボウエン (契約解消に合意し引退)、ファブリシオ・オベルト (最終的にワシントン・ウィザーズへ) と共にミルウォーキー・バックスに移籍した[3]

2010年7月26日、シカゴ・ブルズと契約を結んだ[4]

2011年12月11日、ポートランド・トレイルブレイザーズと2年契約を結んだ[5]

2012年7月16日、レイモンド・フェルトンと共にニューヨーク・ニックスに放出された[6]。 2013年4月12日、解雇され[7]、事実上の引退となった。

プレースタイル

ペイントエリアでの肉弾戦を好むインサイドプレイヤー。ナチュラルポジションはパワーフォワードであるが、NBAでのキャリアのほとんどをセンターとして過ごしている。センターとしては少々アンダーサイズであるが、ディフェンスにおいて当たり負けせず、リバウンドに長け、中距離からの正確なジャンプショットを武器とする。ミスの少ない堅実なプレイヤーと評される。監督の起用法に不満を言わず、若手の面倒見も良く、チームプレイが出来る頼れるロールプレイヤーであることから重宝され、数々の強豪チームを渡り歩いた。

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー数  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1995–96 MIA 74 42 22.4 .501 .000 .663 5.9 .6 .6 .5 9.0
1996–97 18 9 20.8 .371 .000 .761 5.9 .5 .7 .5 6.3
1997–98 DAL 5 0 14.6 .378 --- 1.000 4.8 .6 .2 .0 7.4
1998–99 NYK 50* 44 23.6 .462 .000 .611 5.7 1.1 .9 .3 8.1
1999–00 80 21 24.6 .505 .333 .781 6.3 1.0 .6 .5 8.0
2000–01 77 29 27.6 .511 .333 .814 6.7 .8 .8 .9 10.4
2001–02 82 82 33.8 .494 .167 .815 9.1 1.1 .9 1.0 13.9
2002–03 81 81 31.8 .483 .667 .750 7.9 2.0 1.0 1.2 14.0
2003–04 80 75 31.9 .473 .000 .835 8.3 1.9 .7 1.0 11.1
2004–05 80 80 35.7 .471 .500 .786 10.4 2.0 .9 1.0 11.5
2005–06 PHX 53 50 26.6 .486 --- .815 7.8 1.1 .4 1.0 8.6
2006–07 67 13 18.0 .486 .000 .789 5.7 .4 .4 .4 4.6
2007–08 SEA 42 39 25.2 .513 --- .696 8.8 1.3 .8 1.0 7.5
SAS 28 9 18.7 .448 .000 .583 4.9 .5 .8 .5 4.5
2008–09 79 10 17.8 .503 .000 .822 5.1 .8 .4 .7 4.3
2009–10 MIL 70 9 15.0 .476 --- .800 4.2 .7 .4 .7 3.0
2010–11 CHI 52 37 22.7 .511 1.000 .630 5.8 1.2 .6 .8 4.1
2011–12 POR 53 3 15.2 .465 --- .700 3.5 .9 .5 .6 3.0
2012–13 NYK 39 17 10.1 .542 1.000 .462 2.3 .5 .3 .4 2.5
通算 1110 650 24.5 .486 .281 .760 6.6 1.1 .7 .8 8.1
  • 1998-1999シーズンは50試合で打ち切り

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1996 MIA 3 3 20.0 .400 --- 1.000 5.3 1.0 .7 .3 4.0
1999 NYK 20 12 21.0 .381 --- .696 5.5 .4 .8 .6 5.3
2000 16 0 15.7 .508 --- .700 3.1 .3 .2 .4 4.3
2001 5 5 37.2 .532 --- .710 11.2 1.8 .4 1.0 14.4
2004 4 4 34.8 .429 --- .750 11.5 1.5 1.8 .8 12.8
2006 PHX 1 0 6.0 --- --- .500 1.0 .0 .0 .0 1.0
2007 11 5 19.3 .523 --- .882 4.9 1.1 .5 .8 7.5
2008 SAS 17 8 15.8 .457 --- .714 4.9 .4 .1 .4 4.1
2009 5 0 16.0 .455 --- .750 4.6 .4 .2 .4 2.6
2010 MIL 7 7 28.4 .486 --- .800 7.9 1.6 .4 .6 5.4
2011 CHI 7 0 10.6 .556 .000 --- 2.7 .4 .1 .4 2.9
通算 96 44 19.7 .463 .000 .748 5.4 .7 .4 .5 5.6

脚注

  1. ^ Suns gain $8M trade exception by trading Thomas”. ESPN (2007年7月20日). 2012年3月20日閲覧。
  2. ^ Spurs get Thomas from Sonics for Barry, Elson”. YAHOO! SPORTS (2008年2月20日). 2012年3月21日閲覧。
  3. ^ Bucks source confirms Jefferson deal”. ミルウォーキー・ウィスコンシンジャーナル・センティネル (2009年6月23日). 2012年3月21日閲覧。
  4. ^ Bulls sign forward/center Kurt Thomas”. nba.com (2010年7月26日). 2012年3月21日閲覧。
  5. ^ Trail Blazers add veteran Kurt Thomas”. ESPN (2011年12月11日). 2012年3月21日閲覧。
  6. ^ KNICKS ACQUIRE FELTON & THOMAS
  7. ^ New York Knicks waive Kurt Thomas



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