カリ第二鉄リーキ閃石
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カリ第二鉄リーキ閃石(カリだいにてつリーキせんせき、 Potassic-ferri-leakeite)は、2002年に発表された日本産新鉱物で、国立科学博物館の鉱物学者松原聰などにより、岩手県の田野畑鉱山で発見された[1]。化学組成は[K][Na2][Mg2Fe3+2Li](Si4O11)2(OH)2で、単斜晶系。角閃石のリーキ閃石グループに属する。発見当初は「カリリーキ閃石」(Potassic-leakeite)と命名されたが、2012年の角閃石グループの再定義に伴う呼称の改訂によって、現在のような名称となったものである(2025年現在、「カリリーキ閃石」は定義のみの存在であり、鉱物としては発見されていない[2])。
脚注
- ^ Matsubara, S. et al. (2002): Potassicleakeite, a new amphibole from the Tanohata mine, Iwate Prefecture, Japan. Jour. Mineral. Petrol. Sci., 97, 177-184.
- ^ Potassic-leakeite mindat.org
関連項目
外部リンク
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