カラスキセワタとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > ウミウシ写真事典 > カラスキセワタの意味・解説 

カラスキセワタ

カラスキセワタ
カラスキセワタ
Philinopsis cyanea
(Martens, 1879)
撮影日:2003年07月10日
場所:奄美大島  倉崎ビーチ
体長13 mm
水深1 
水温28 
目   :頭楯目 CEPHALASPIDEA
亜目亜目なし 
科   :カノコキセワタ科 Aglajidae
学名カナ読みフィリノプシス キャネア
大きいサイズの写真を見る
撮影著作権今本 淳

カラスキセワタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/19 06:25 UTC 版)

カラスキセワタ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: 頭盾目 Cephalaspidea
: カノコキセワタ科 Aglajidae
: Philinopsis
: カラスキセワタ P. cyanea
学名
Philinopsis cyanea (Marten, 1879)

カラスキセワタ Philinopsis cyanea (Marten, 1879) はウミウシの1種。黒っぽい体に様々な斑紋がある。

特徴

外形は樽型[1]。体長は8cmまで、通常は2.5cm程度[2]。全身は光沢のある黒紫から暗褐色で、頭盾葉の中心に黄色の、その両側に褐色の斑紋があり、また変円には黄色や褐色の斑紋があり、後端の突出部は藍色。套盾葉の背面にも褐色の斑紋が並び、後端の縁に黄色、褐色、藍色などの斑紋がある。側足葉の辺縁には縁側に褐色、内側に黄色の二重線、その外側にも黄色の斑紋が散布している。個体によってはこれらの斑紋は明確でない。外面には触角や外鰓はない。

分布

インド、西太平洋に広く分布する。

生態など

ほぼ通年にわたって見られ、泥質の多い砂地に生息する[3]。内湾のアマモ場にも多く、砂泥中に潜行して生活する[4]。肉食で、小型貝類や他のウミウシなどを食べる。肉質の大きな口球を半ば反転させ、獲物を丸飲みにする。

出典

  1. ^ 以下、主として岡田他(1967),p.165
  2. ^ 中野(2004)p.19
  3. ^ 以下、主として中野(2004)p.19
  4. ^ 岡田他(1967),p.165

参考文献

  • 中野理枝、『本州のウミウシ ―北海道から奄美大島まで―』、(2004)、株式会社ラトルズ
  • 岡田要他、『新日本動物図鑑 〔中〕』、(1967)、図鑑の北隆館


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カラスキセワタ」の関連用語

カラスキセワタのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カラスキセワタのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
私が出会ったウミウシたち私が出会ったウミウシたち
Copyright 2001-2025 Jun Imamoto All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカラスキセワタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS