オレクシー・チェルニショフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/17 14:16 UTC 版)
オレクシー・チェルニショフ
Олексі́й Чернишо́в
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2024年
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生年月日 | 1977年(47 - 48歳) |
出生地 | ![]() ![]() |
内閣 | シュミハリ内閣 |
在任期間 | 2024年12月3日 - 2025年7月16日 |
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在任期間 | 2022年11月4日 - 2024年12月3日 |
内閣 | シュミハリ内閣 |
在任期間 | 2020年3月4日 - 2022年11月3日 |
在任期間 | 2019年10月28日 - 2020年3月4日 |
ウクライナ大統領 | ウォロディミル・ゼレンスキー |
オレクシー・ミハイロヴィチ・チェルニショフ(ウクライナ語: Чернишов Олексій Михайлович)は、ウクライナの実業家、投資家、政治家。2024年12月3日から2025年7月16日まで国家団結相兼副首相を務めた。
経歴
1999年、ハルキウ人道大学「ウクライナ人民アカデミー」を卒業し企業経済学の学位を取得、また1999年にアメリカのペンシルベニア州プロジェクトマネジメント研究所で「プロジェクトマネジメント」プログラムを専攻[1]。2002年、ヤロスラフ・ザ・ワイズ国立法科大学を卒業し法学の学位を取得[1]。
チェルニショフは直接投資の誘致、資産形成・運用、投資銀行業務を手掛け、大手国際金融機関と提携している投資会社「VI2 Partners」の創設者である。また、キーウへの投資誘致と文化プロジェクトの支援を専門とするキーウ・ビジョン財団の創設者でもある[1]。
2019年10月28日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領よりキーウ州知事に任命された[2][1]。
2020年3月4日、シュミハリ内閣のコミュニティ・地域開発相に任命された[3]。2022年11月3日にウクライナ最高議会より同職の辞任を受理された[4]。
2022年11月4日、ウクライナ政府よりナフトガス・ウクライナの取締役会長に任命された[5]。
2024年12月3日、シュミハリ内閣の国家団結相兼副首相に任命された[6]。
2025年7月16日、シュミハリ内閣総辞職により国家団結相兼副首相を解任された[7]。
汚職疑惑
2025年6月23日、ウクライナ国家汚職対策局は、チェルニショフが汚職に関わった疑いがあると公表した[8]。同局によると、チェルニショフには職権乱用及び、自身と第三者のために特別に多額の違法な利益を得た疑惑がある[9]。これに先立ち同月13日、国家汚職対策局は建設分野の大規模な汚職取引を摘発したと発表[9]。その際、国家汚職対策局は、この取引には当時の地域開発省の元高官らが関与していたと伝えていた[9]。
脚注
出典
- ^ a b c d “Володимир Зеленський призначив головою Київської облдержадміністрації Олексія Чернишова”. ウクライナ大統領府 (2019年10月28日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №777/2019 Про призначення О.Чернишова головою Київської обласної державної адміністрації”. ウクライナ大統領府 (2019年10月28日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “ウクライナ内閣改造まとめ”. www.ukrinform.jp (2020年3月10日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “Про відставку Міністра розвитку громад та територій України Чернишова О.М.” (ウクライナ語). Офіційний вебпортал парламенту України 2025年6月24日閲覧。
- ^ Kitsoft. “Кабінет Міністрів України - Про призначення Чернишова О. М. головою правління акціонерного товариства “Національна акціонерна компанія “Нафтогаз України”” (ウクライナ語). www.kmu.gov.ua. 2025年6月24日閲覧。
- ^ “ウクライナ議会、オレクシー・チェルニショウ氏をウクライナ国家団結相に任命”. www.ukrinform.jp (2024年12月3日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ “Рада відправила у відставку Шмигаля та весь його уряд” (ウクライナ語). www.ukrinform.ua (2025年7月16日). 2025年7月17日閲覧。
- ^ “ウクライナ副首相に横領疑惑 ゼレンスキー氏側近、政権に打撃”. 日本経済新聞 (2025年6月24日). 2025年6月24日閲覧。
- ^ a b c “ウクライナ汚職捜査機関、チェルニショウ副首相に容疑伝達”. www.ukrinform.jp (2025年6月23日). 2025年6月24日閲覧。
公職 | ||
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先代 イリーナ・ヴェレシュチュク(一時占領地再統合担当大臣) |
![]() 2024年12月3日 - 現職 |
次代 現職 |
先代 デニス・シュミハリ |
![]() 2020年3月4日 - 2022年11月3日 |
次代 オレクサンドル・クブラコフ |
先代 ミハイロ・カレノヴィチ・ブノ=アユリアン |
![]() 2019年10月28日- 2020年3月4日 |
次代 オレクシー・クレーバ |
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