エル・ダバ原子力発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/26 06:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| エル・ダバ原子力発電所 | |
|---|---|
| 正式名称 | محطة الضبعة للطاقة النووية |
| 国 | エジプト |
| 所在地 | エル・ダバ |
| 座標 | 北緯31度2分39秒 東経28度29分52秒 / 北緯31.04417度 東経28.49778度座標: 北緯31度2分39秒 東経28度29分52秒 / 北緯31.04417度 東経28.49778度 |
| 現況 | 建設中 |
| 運転開始 | 2026年（予定）[1][2] |
| 建設費 | 287.5 億USドル[3] |
| 事業主体 | エジプト原子力発電庁 |
| 原子炉 | |
| 計画中 | 4 × 1,200 MW |
| 種類 | VVER-1200 |
| 原子炉製造元 | ロスアトム |
| ウェブサイト nppa.gov.eg |
|
エル・ダバ原子力発電所（英: El Dabaa Nuclear Power Plant）は、カイロから北西に130キロメートルのマトルーフ県エル・ダバに建設が予定されているエジプト初の原子力発電所である[4]。この発電所には4つのVVER-1200原子炉が建設され、これによりエジプトはこの地域で第3世代+の原子炉を持つ唯一の国となる予定である[5][6]。
歴史
2015年11月19日、エジプトとロシアは、ロシアがエジプト初の原子力発電所を建設し、資金を提供するという最初の合意書に調印した[5]。2017年12月、エジプトのアブドルファッターフ・アッ＝シーシー大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の立ち会いのもと、4基のVVER-1200の建設に関する予備契約が締結された[6]。
費用
このプロジェクトの費用は287.5 億USドルで、そのうち85%がロシアの融資によって賄われ、残りの15%をエジプトが用意する予定である。ロシアの貸付金は年利3%で22年かけて返済される予定である。[1][7]
関連項目
- エジプトの原子力計画
- エジプト原子力エネルギー庁
- エジプトのエネルギー
脚注
- ^ a b Alsharif, Asma (2017年5月19日). “Russia to lend Egypt $25 billion to build nuclear power plant”. Reuters. オリジナルの2017年5月16日時点におけるアーカイブ。 2017年5月15日閲覧。
- ^ “Росатом Госкорпорация «Росатом» ядерные технологии атомная энергетика АЭС ядерная медицина”. rosatom.ru. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “El Dabaa Nuclear Power Plant”. Power Technology. 2018年10月10日閲覧。
- ^ Essam El-Din, Gamal (2017年4月15日). “'Egypt and Russia to sign contract for Dabaa nuclear power station very soon,' says MP” (英語). english.ahram.org.eg. Al-Ahram. オリジナルの2017年4月25日時点におけるアーカイブ。 2017年5月15日閲覧。
- ^ a b “The Egypt – Russia nuclear deal”. Herzliya Conference (2015年11月). 2017年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月15日閲覧。
- ^ a b “'Notice to proceed' contracts signed for El Dabaa”. World Nuclear News. (2017年12月11日) 2017年12月12日閲覧。
- ^ Farag, Mohamed (2017年2月12日). “Electricity ministry to hold popular conference announcing details of Dabaa nuclear plant”. Daily News Egypt. オリジナルの2017年2月12日時点におけるアーカイブ。 2017年5月15日閲覧。
- エル・ダバ原子力発電所のページへのリンク
