エマ・エルランとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エマ・エルランの意味・解説 

エマ・エルラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 15:46 UTC 版)

エマ・エルラン
Emma Herland
「Women Painters of the World」に収録されたエマ・エルマンの作品
生誕 (1855-02-16) 1855年2月16日
フランス、シェルブール
死没 1947年1月5日(1947-01-05)(91歳没)
フランス、カンペール
テンプレートを表示

エマ・エルラン(Emma Herland、1855年2月16日 - 1947年1月5日)はフランスの画家である。風俗画などを描いた。

略歴

フランス北西部の港町のシェルブールで生まれた。父親のギヨーム・エルラン(Guillaume Herland)は海軍の医療関係者で、父親の転属によってシェルブールからブルターニュのブレストに家族と移った。ブレストに住み海軍学校で絵を教えていた風景画家のジョルジュ・アレクサンドル・フィッシェ(Georges Alexandre Fischer: 1820-1890)に絵を学んだ後、パリに出て1887年から1888年の間、アカデミー・ジュリアンジャン=ジョセフ・バンジャマン=コンスタンジュール・ジョゼフ・ルフェーブルに学んだ[1]

1879年にパリのサロンにデビューし、1920年まで出展を続けた[2]。1886年からフランス芸術家協会の会員になった.[3]。鉛筆画、水彩画、パステル画、油彩画など、さまざまな技法の作品をブルターニュとパリの展覧会に常時出展した。おもに風俗画を描き、ブルターニュの女性や子供たちの生活や衣装を描いた作品や、文学作品から題材を得た作品を描いた。1895年にパリのサロンで発表した「ロスポルデンの洗礼(Baptême à Rosporden)」は、ピエール・ロティの小説『私の兄弟イヴ(Mon frere Yves)』の登場人物を題材にしている。またロティの小説『氷島の漁夫(Pêcheur d'Islande)』のヒロイン、ゴー・メヴェル(Gaud Mével)を描いた作品もある[4]

「慈善学校でスープを食べる子供たち」は、1905年にイギリスで出版されたウォルター・ショー・スパローの著書「women Painters of the World」に収録された[5]

1947年にブルターニュの街カンペールで亡くなった。

作品

脚注

  1. ^ Emma Herland, femme peintre en Bretagne, catalogue d’exposition, musée de Pont-Aven, 2009.
  2. ^ Exposition de Pont-Aven, dossier de presse ({{{1}}} (PDF) en ligne).
  3. ^ Emma Herland in Bénézit
  4. ^ Monique Talec, coord.Pierre Loti, la Bretagne et la mer, HPPR, juin 2023, pags 70-73
  5. ^ Women Painters of the World on Project Gutenberg

参考文献

  • Emma Herland, femme peintre en Bretagne, [catalogue d’exposition], Musée de Pont-Aven, 2009.
  • Denise Delouche, « Emma Herland, peintre en Bretagne (1855-1947) », in Mémoires de la société d'histoire et d'archéologie de Bretagne. SHAB, Vol. 77, 1999.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  エマ・エルランのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

エマ・エルランのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エマ・エルランのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエマ・エルラン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS