ウインドシャーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ウインドシャーの意味・解説 

ウインド‐シャー【wind shear】

読み方:ういんどしゃー

ウインドシア


ウインドシア

(ウインドシャー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:46 UTC 版)

ウインドシア (: windshear)には、航空気象の分野の定義があり、航空では飛行機が単位時間に受ける風ベクトルの変化量(m s−2)をいい、気象では2点間の風ベクトルの差を両地点の距離で除したもの(s−1)で、航空のウインドシアは飛行機の進行方向に沿う気象のウインドシアに飛行機の速度を乗じたものである[1]。 風の急変する場所にあるとき、重量のあるジェット輸送機は、揚力を急変させるが、この現象は離着陸時で揚力と高度が低レベルにある状態、及び音速に近い高速で飛行している時に問題となり、ウインドシアが注目される[2]。 飛行機はウインドシアによる対気速度減少分を補うために推力を増そうとするが、この際ジェット輸送機は、その重量のため加速が制限され、加速のタイミング遅れも手伝って事故になることもあり、またウインドシアによる対気速度の減少量が飛行機の加速性能に勝れば無事に飛行を継続できない[3]


  1. ^ 中山 2010, pp.29-30
  2. ^ 中山 2010, p.30
  3. ^ 中山 2010, p.35


「ウインドシア」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ウインドシャーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウインドシャーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウインドシア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS