ウィルソン素数とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ウィルソン素数の意味・解説 

ウィルソン素数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 04:19 UTC 版)

ウィルソン素数(ウィルソンそすう、: Wilson prime)とは、p2 が (p − 1)! + 1 を割り切るような素数 p である。ここで "!" は階乗。任意の素数 p が (p − 1)! + 1 を割り切ることはわかっている(ウィルソンの定理)。名称はイングランドの数学者ジョン・ウィルソン英語版にちなむ。

既知のウィルソン素数は 5, 13, 563 のみである(オンライン整数列大辞典の数列 A007540)。もしこれ以外のウィルソン素数が存在すれば、それは 2×1013 より大きくなければならない[1]。ウィルソン素数は無限個存在し、さらに区間 [xy] に約 log(log(y)/log(x)) 個存在すると予想されている[2]

新たなウィルソン素数を発見すべく、コンピュータによる探索が幾度か行われた[3][4][5]Ibercivis英語版分散コンピューティングにはウィルソン素数の探索も含まれており[6]、また mersenneforum.org でも探索の連携が行われている[7]

一般化

オーダー n のウィルソン素数

ウィルソンの定理はより一般に、任意の整数 n ≥ 1 と素数 p ≥ n に対し




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウィルソン素数」の関連用語

ウィルソン素数のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウィルソン素数のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウィルソン素数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS