ウォルステンホルム素数とは? わかりやすく解説

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ウォルステンホルム素数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/05 14:18 UTC 版)

数論におけるウォルステンホルム素数(ウォルステンホルムそすう、: Wolstenholme prime)とは、強い形のウォルステンホルムの定理英語版を満たすような特別な形をした素数のことである。例えばウォルステンホルムの定理から5以上の素数 p において p−1 までの逆数の和を表す分数の分子は p2 を因数にもつことは知られている。この分数の分子が p3 の因数をもつ素数の事である。名称は19世紀にこの定理を初めて記述した数学者ジョセフ・ウォルステンホルム英語版にちなむ。

ウォルステンホルム素数への最初の興味が湧き上がったのは、また別の数学的重要性を持つフェルマーの最終定理との関連によってであった。ウォルステンホルム素数は、この定理を一般的に証明すべく研究された、他の特別な数の集合とも関係している。

既知のウォルステンホルム素数は、16843 と 2124679 のみである(オンライン整数列大辞典の数列 A088164)。109 以下にはこれ以外にウォルステンホルム素数は存在しない[1]

定義

ウォルステンホルム素数にはいくつかの同値な定義がある。

二項係数による定義

素数 p > 7 は、次の合同関係を満たすときウォルステンホルム素数という[2]




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