イナー・シティ・ブルースとは? わかりやすく解説

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イナー・シティ・ブルース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 03:42 UTC 版)

「イナー・シティ・ブルース」
マーヴィン・ゲイシングル
初出アルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン
B面 ホーリー・ホーリー
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 デトロイトヒッツヴィルUSA(1971年3月)
ジャンル ソウル
時間
レーベル タムラ / モータウン
作詞・作曲 マーヴィン・ゲイ、ジェームズ・ニクス・ジュニア
プロデュース マーヴィン・ゲイ
チャート最高順位
マーヴィン・ゲイ シングル 年表
マーシー・マーシー・ミー
(1971年6月)
イナー・シティ・ブルース
(1971年9月)
ユーアー・ザ・マン
(1972年4月)
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イナー・シティ・ブルース[注 1]Inner City Blues (Make Me Wanna Holler))は、マーヴィン・ゲイ1971年に発表した楽曲。同年に発売された当時の邦題は「無への叫び」だった。

概要

マーヴィン・ゲイは1971年1月にシングル「ホワッツ・ゴーイン・オン」を発表した後、同年3月からデトロイトヒッツヴィルUSAでアルバムのレコーディングに入った。ゲイは様々な人々と曲を共作。その中にモータウン専属のソングライターのジェームズ・ニクス・ジュニアがいた。彼は「ホワッツ・ハプニング・ブラザー」、「ゴッド・イズ・ラヴ」、そして「イナー・シティ・ブルース」の計3曲をゲイとともに書いた。

二人は「政府は月に人は送るが、ゲットーに住む人々を一向に助けようとしない」と話しながら、インフレーションのせいで貯蓄ができないこと、税金が払えないこと、警官がむやみに発砲することなど、都心(インナーシティ)の荒廃を詞に盛り込んでいった[3]。レコーディングではボブ・バビットがベースを弾き、ゲイがピアノを弾いた。

1971年5月21日発売のアルバム『ホワッツ・ゴーイン・オン』に収録され、同年9月9日シングルカットされた。B面は「ホーリー・ホーリー」[1]

ビルボード・Hot 100で9位を記録。ビルボードの「ソウル・チャート」においては2週連続で1位を記録した[4]

脚注

注釈

  1. ^ 邦題の表記は、ユニバーサルミュージックジャパン公式サイトが掲載している『ホワッツ・ゴーイン・オン+2』(発売日:2017年5月17日)の表記に依拠する[2]

出典

  1. ^ a b 45cat - Marvin Gaye - Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) / Wholy Holy - Tamla - USA - T 54209F
  2. ^ ホワッツ・ゴーイン・オン+2”. ユニバーサルミュージックジャパン公式サイト. 2025年8月10日閲覧。
  3. ^ Tucker, Neely. “Like Getting A High Five From God”. 2025年8月8日閲覧。 “This helped people understand the feeling of being in there town...”
  4. ^ What's Going On awards”. AllMusic. 2013年7月15日閲覧。
先代
デニス・ラサール
トラップト・バイ・ア・シング・コールド・ラヴ
Best Selling Soul Singles ナンバーワンシングル
1971年11月6日 - 11月13日(2週)
次代
シャイ・ライツ
「ハヴ・ユー・シーン・ハー」



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