イギリス国鉄6形蒸気機関車
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イギリス国鉄6形蒸気機関車 | |
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72009 リーズ・ホルベックのクラン・スチュワート、1960年代
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基本情報 | |
運用者 | イギリス国鉄スコットランド鉄道管理局 南部鉄道管理局(計画のみ) |
製造所 | 国鉄クルー工場 |
製造年 | 1951年 ・ 1952年、2017年- |
製造数 | 11両 (うち1両は製造中、その他15両製造予定) |
引退 | 1966年 |
愛称 | クラン |
主要諸元 | |
軸配置 | 2C1 |
軌間 | 1,435 mm |
全長 | 20,96 mm |
全幅 | 2,66 mm |
全高 | 3,945 mm |
機関車重量 | 99.12 t |
動輪上重量 | 63.73 t |
炭水車重量 | 15.85 t |
総重量 | 115.50 t |
先輪径 | 1,016 mm |
動輪径 | 1,880 mm |
従輪径 | 1.003 mm |
軸重 | 21.28 t |
シリンダ数 | 単式2気筒 |
シリンダ (直径×行程) |
495 mm×711 mm |
弁装置 | ワルシャート式 |
ボイラー圧力 | 16.0 kg/cm2 (1.569 MPa; 227.6 psi) |
大煙管 (直径×長さ×数) |
140 mm×5,500 mm×18本 |
小煙管 (直径×長さ×数) |
57 mm×5,500 mm×84本 |
火格子面積 | 2.53 m2 |
全伝熱面積 | 168.8 m2 |
過熱伝熱面積 | 41.4 m2 |
煙管蒸発伝熱面積 | 115.0 m2 |
火室蒸発伝熱面積 | 11.4 m2 |
燃料 | 石炭 |
制動装置 | 自動空気ブレーキ |
最高運転速度 | 100 km/h |
最大出力 | 1,290 PS |
定格出力 | 1,040 PS |
シリンダ引張力 | 12,820 kg |
粘着引張力 | 10,330 kg |
イギリス国鉄6形蒸気機関車(イギリスこくてつ6がたじょうききかんしゃ)は、イギリス国鉄の旅客用テンダー式蒸気機関車(SL)で、標準蒸気機関車の1形式である。2次25両が製造予定だったが、2次導入分は材料となる鉄鋼不足とその後の動力近代化で中止された。製造された全機がスコットランドの氏族から愛称がつけられ、鉄道ファン等からは「クラン」と呼ばれている。保存機は無いが新造プロジェクトが進められている[1]。
誕生の経緯
1948年に4大私鉄が国有化されてイギリス国鉄が発足した当時、私鉄時代の在来機が継続して増備されていた。1951年に国鉄標準型蒸気機関車の製造が開始されたが、その中でも急客用の主力機として設計された7形は軸重が重く、入線できない路線もあり、亜幹線も含めてより幅広い線区に対応する機関車が求められていた。 7形に小さめのボイラーを搭載することで標準化を図ったが、これにより7形の欠陥までも引き継いでしまった。さらに7形のシャーシに小さめのボイラを搭載したことで設計に不備が生じてしまい、標準型の中では最も効率の悪い機関車であることが判明した。[2]
脚注
- ^ 72010 Hengist
- ^ “British Railways standard classes” [英国鉄道の標準クラス] (英語). www.steamindex.com. 2004年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月30日閲覧。
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