ごとう やはんとは? わかりやすく解説

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後藤夜半

読み方:ごとう やはん

俳人。名は潤。大阪生。証券取引業。高浜虚子門。「ホトトギス同人俳誌諷詠主宰昭和51年(1976)歿、81才。

後藤夜半

後藤夜半の俳句

あやまたず沈む冬至の日を見たり
かりそめの世とは思はじ古稀の春
さし招く団扇の情にしたがひぬ
しつかりと降りしつかりと梅雨晴間
その花を都忘と覚えゐて
つく息にわづかに遅れ滴れり
てのひらにのせてくださる柏餅
ひらきたる秋の扇の花鳥かな
クリスマスカード消印までも読む
乙訓の四方の薮なり畑打
人形に愛憎すこし冬籠
傘さして都をどりの篝守
国栖人の面をこがす夜振かな
大阪はこのへん柳散るところ
幼な顔ときどきに上げ麦踏めり
廓女の植女なりせば眉目透く笠
心消し心灯して冬籠
探梅のこころもとなき人数かな
早乙女の一枚の田に下りそろふ
春の月上がりて暗き波間かな
暗りをともなひ上る居待月
曼珠沙華消えたる茎のならびけり
桃生けて菜の花生けて不足なし
水べりに嵐山きて眠りたる
瀧の上に水現れて落ちにけり
狐火に河内の国のくらさかな
着ぶくれしわが生涯に到り着く
破れ傘一生涯と眺めやる
童女ゐて頬杖をして涅槃像
端居して遠きところに心置く
老の掌をひらけばありし木の実かな
薄日とは美しきもの帰り花
逢ひがたく逢ひ得し一人静かな
道のべに牡丹散りてかくれなし
遠鹿にさらに遠くに鹿のをり
金魚玉天神祭映りそむ
難波橋春の夕日に染まりつつ
飯白き柿の葉鮓をいただきし
香水やまぬがれがたく老けたまひ
鰻の日なりし見知らぬ出前持
 


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