Savage
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 04:38 UTC 版)
モバイル向け
Mobile Savage
Mobile Savageは1999年に発表されたモバイル向けグラフィックチップのシリーズ。 メモリをパッケージ内に統合したSavage IXと、外付メモリを利用するSavage MXが存在する。
Savage4をベースとしているが、0.18μmプロセスルールで製造される。VRAMとして64bitメモリバスで接続される4・8・16MBのメモリをサポートし、Savage IXではこれをパッケージ内に統合していることが特徴である。インターフェースはAGP 2xまたはPCI。DuoViewと称されるマルチディスプレイに対応する。
アイドル時0.75w、フル3D処理時でも1.5w以下という省電力なモバイル製品でありながらDirect3Dに対応している為、各社のノートパソコンに採用された。また、2002年にはメモリ8MBモデルのSavage IXを搭載したAGP 2xおよびPCIのビデオカードが登場した。
主な仕様
- 0.18μmプロセス
- 64bit メモリバス
- 動画再生支援(MC)
- AGP 1.0
- LCDコントローラ統合
- メモリインパッケージ(IXのみ)
- S3TC(DXTn)
- DuoView
- フィルレート 1億ピクセル/秒
- 500万トライアングル/秒
ビデオチップ | クロック(MHz) | メモリ
容量 (MB) |
AGP | |
---|---|---|---|---|
コア | メモリ | |||
Savage IX | 100 | 16 | 2x | |
Savage MX |
SuperSavage
Super SavageはMobile Savageの後継製品として2001年に発表されたモバイル向けグラフィックチップのシリーズ。 Mobile Savage同様にメモリをパッケージ内に統合したSuperSavage IXと、外付メモリを利用するSuperSavage MXが存在する。
コアとメモリのクロックが引き上げられている他、AGP 4xに対応し、画面出力もUXGAまでの対応となっている。メモリインターフェースが大幅に強化され、128bit接続のSDRAMまたは64bit接続のDDR SDRAMに対応する。
主な仕様
- 0.18μmプロセス
- 128bit SDRAM または 64bit DDR-SDRAM メモリバス
- AGP 2.0
- 動画再生支援(MC)
- LCDコントローラ統合
- メモリインパッケージ(IXのみ)
- S3TC(DXTn)
- DuoView
- 1250万トライアングル/秒
ビデオチップ | クロック(MHz) | メモリ
容量 (MB) |
AGP | |
---|---|---|---|---|
コア | メモリ | |||
SuperSavage IX | 143 | 32 | 4x | |
SuperSavage MX | 64 |
- ^ “米S3、128ビット3Dグラフィックチップ「Savage3D」”. PC Watch (1998年5月6日). 2012年8月30日閲覧。
- ^ “S3、新ビデオチップSavage4発表”. PC Watch (1999年2月2日). 2012年8月31日閲覧。
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