非SI接頭語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 13:29 UTC 版)
2進接頭辞
コンピュータ関連機器などでは、記憶容量の単位(ビット、バイトなど)などで、ちょうど2の冪乗である1024などがよく現れるなどの理由で、1000ではなく1024をキロ、1024x1024=1048576をメガなどとする便法がある。1024 = 210, 1048576 = 10242 = 220 である。他のより多い単位も含め、いずれも国際度量衡総会の定めるSI接頭語として正しく使われているとは言えない用法である[4]。なお、この意味のキロについてはkではなくKを使う、という慣例もある(が、その意味で使われていると理解できる読者は多くないと思われるので、この慣例に依存すべきではないだろう)。
IECにより、SI接頭語との混同を防ぐためキビ (Ki)・メビ (Mi) などSI接頭語と区別できる名称で標準化された(「ビ」はbinaryから)。詳しくは「2進接頭辞」の記事を参照。
関連項目
- ^ Extended System of Units - アーカイブ。(オリジナルのページ)
- ^ SI接頭辞一覧(Shadow Academy) (日本語)
- ^ ギガやテラより大きな単位 (SI接頭語 非SI接頭語) - 有志によるYouTubeの参考動画
- ^ 場合によっては、フロッピーディスクの容量を指す「1.44メガバイト」の場合など、実際には 1000x1024 = 1024000 という混在系である場合すらある。
- 1 非SI接頭語とは
- 2 非SI接頭語の概要
- 3 2進接頭辞
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