迷宮組曲 ミロンの大冒険
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 05:17 UTC 版)
その他
- ショップ
- 色々なアイテムやパワーを売っている。詳細は#ショップで購入するアイテム参照。また、アイテムの入手状況の確認もできる。
- 魔獣の部屋
- ボスキャラである「魔獣」が待ち構えている部屋。魔獣を倒してクリスタルを取ると、右側の扉が開いて先に進むことができる。左側の扉は常に開いており、ここから出て魔獣から逃げることもできる(ただし、部屋によっては入った入口から離れた場所へ飛ばされる場合もある)。
- この部屋のみ、アイテムの「パラソル」によるバブル連射数の増加はリセットされない。
- ワープゾーン
- 部屋ではないが、入るだけで他の階に移動できる入口も存在する。
敵キャラクター
ザコ敵
特記がない場合は、倒してしばらくすると初期位置に卵が出現して復活する。
- スライムアイ
- 離れコインの部屋から登場。その名のとおり一つ目のスライム状の敵。地面をゆっくり左右に動くのみ。
- タンボ
- 離れコインの部屋から登場。下半身がバネのような形をしている。弾むようにジャンプして移動する。
- マウリ
- 離れコインの部屋から登場。上昇したり、地上または空中で小刻みにジャンプする。
- カムリ
- 離れコインの部屋から登場。地形をすりぬけながら、高速で斜めに飛行する。
- ハードタル
- 石段の部屋から登場。空中を上下左右に移動する。
- ルビデ
- 石段の部屋から登場。マウリと同じ動きをし、手裏剣状の弾を発射してくる。
- ビート
- 石段の部屋から登場。上空を漂う。倒したあとに復活する場所は固定されない。
- パウメル
- 石段の部屋から登場。上空を漂い、火の玉を発射する。
- ゲルボ
- ハドソンの部屋から登場。動きはカムリと同じ。
- カッチンシャー
- ハドソンの部屋から登場。地面を左右に動くだけだが、ミロンが近づくなどすると急激にスピードが速くなることがある。
- サフマ
- ハドソンの部屋から登場。波状に飛びながら火の玉を放つ。
- メダマルゲ
- 地下牢の部屋と火の部屋にのみ登場。目玉にタコの足が生えたような見た目。時折姿を消し、近くの場所にワープする。バブルの大小によって耐久力が異なり、倒すと必ずフーセンを出す。
- ブードゥ
- 火の部屋から登場。豚のような姿をしている。左右に移動し、時々ジャンプする。
- ファイア
- 火の部屋と暖炉の部屋に登場。前者は部屋最奥の空中で静止しており後者は暖炉の中から出現し動き回る。炎の塊に目がついた外見で、周囲へ火の玉を乱射する。アイテムの「スイトウ」を持っていなければ倒せない上、他の敵よりも二周りほど大きく、耐久力も高い。
- ギョロ
- トラップの部屋に登場。左右に高速移動し、落ちてくる。
- アグアグ
- トラップの部屋から登場。動きはブードゥと同じ。
- ブレイントト
- トラップの部屋から登場。脳髄のような姿をしており。ルビデと同じように攻撃を放ってくる。倒したあとに復活する場所は固定されない。
- アイアイ
- 暖炉の部屋から登場。動きはカッチンシャーと同じ。
- シム
- 暖炉の部屋から登場。動きはスライムアイと同じ。
- マドーラ
- 暖炉の部屋から登場。小刻みに飛び跳ねながら左右移動し、口から火の玉を吐く。
- フライングアイ
- ねじりん棒の部屋に登場。動きや攻撃方法はサフマと同じ。
- ウンバオ
- 氷の部屋に登場。地面を左右に移動し、ミロンとの位置関係によって大量に弾を出す。
- フラッグ
- 3階以上の様々な場所で登場。画面外から無数に出現する、コウモリのような外見の敵。揺れ動くように飛行し、出現した側の反対方向へ飛び去る。
- スパーク
- 稲光のような外見。画面外から無数に出現し、ミロンめがけて目がけて一直線に飛んでくる。大バブルでないと倒せない。
- 城外で遭遇する唯一の敵で、城の外で一定時間部屋などに入らずにいると画面が暗くなって出現する。城内でも、氷の部屋や迷いの部屋に登場。
- ジャイアントヘッド
- 迷いの部屋に登場。動きはマウリと同じ。
- ボーンウィング
- 魔神殿に登場。動きはタンボと同じ。
- クロウ
- 魔神殿とマハリトの部屋に登場。ローブの中に影と目しか見えないような外見で、空中を浮遊しながら火の玉を出す。アイテムの「スイトウ」持っていなければ倒せない。
- 耐久力が高く、また重要なアイテムを守っていたり、エルシラ王女や最終ボスのマハリトに化ける能力を持っているなど、様々な面で上記の敵キャラクター達とは一線を画する。
- 他者に化けているもの以外は、登場する部屋に再び入り直さない限り復活しない。
魔獣
「巨獣」とも呼ばれる。部屋の中をジャンプで前後に移動しつつ放物線状に弾を撃ち、頭にしかダメージを受けない。という点が共通しており、以下で挙げる順に「攻撃力と耐久力の増加」「弾を撃つ頻度の増加」「画面内の移動範囲が広くなる(ミロンの行動範囲を狭めるように動く)」といった強化がされ、特に攻撃力と耐久力に関しては、最終ボスであるマハリトをも上回るものもいる。
- ホーマ
- 翼が生えた獣のような最初の魔獣。2階への入り口を守る。バブル14発で倒すことができる[注釈 2]。
- 特定の条件を満たさないと、部屋に入っても出現せず、戦う(倒す)ことができない。
- ツインファミコンのCMにも登場している。
- ドーマ
- 岩のよう、あるいはガス状か毛むくじゃらにも見える不可思議な姿をした魔獣。火の部屋の最奥にいる。バブル18発で倒すことができる。
- バルカーマ
- 嘴を持ち、手が翼と一体化している鳥のような魔獣。3階への入り口を守る。バブル22発で倒すことができる。
- ブルードーマ
- 青色のドーマ。迷いの部屋の最奥、魔神殿の入り口を守る。バブル40発で倒すことができる。
- レッドホーマ
- 赤色のホーマ。暖炉の部屋に隠された魔神殿の入り口を守る。バブル48発で倒すことができる。
- レッドバルカーマ
- 赤色のバルカーマ。氷の部屋の最奥にいる。バブル56発で倒すことができる。
- カーマ
- 骨格のみの姿をした最後の魔獣。4階への入り口を守る。バブル64発で倒すことができる。
- 特定の条件を満たさないと、カーマのいる部屋自体に入ることができない。
マハリト
4階の「マハリトの部屋」にいる本作の最終ボス。部屋の中をジャンプで往復し、時折マントを開いて弾を撃つが、ダメージはこの攻撃中にしか与えることができない。「クロウ」が化けた偽者が3体いて、一定のダメージを与えると正体を表す(その際パワーが一定量回復する)。
連射測定機能
高橋名人の16連射が話題となった時期だったことから、タイトル画面に連射速度測定機能がついている[2]。ただしこの結果表示は、実際の入力より一割ほど増したものになる。これは当時連射機能付きのジョイカードmkIIに用いられた部品の精度が悪く、設計上は16連射にしたものの、全製品に保証できる最大連射数として15連射とせざるを得なかった[注釈 3]のが、当作のプログラマに伝わらなかったために、16連射が出ないことを憂慮したプログラマが自身の判断で一割ほど増して表示されるようにしたもの[4]。
注釈
出典
- ^ “【懐かしいゲーム特集】「迷宮組曲」(バーチャルコンソール版)”. livedoor ニュース. LINE (2010年10月11日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e f M.B.MOOK『懐かしファミコンパーフェクトガイド』87ページ
- ^ 高橋名人 『公式16連射ブック 高橋名人のゲームは1日1時間』 (2009) p.75
- ^ 『電人☆ゲッチャ!』 「『迷宮組曲』 - 高橋名人世代」12:00。
- ^ “なつかしの名作ACT『迷宮組曲』がi-revoゲームで遊べるように!”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2007年2月8日). 2019年1月12日閲覧。
- ^ “VC 迷宮組曲 ミロンの大冒険”. 任天堂ホームページ. 任天堂. 2019年1月12日閲覧。
- ^ “Milon's Secret Castle (2007) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月12日閲覧。
- ^ “「シャボン」を使って謎を解くアクションゲーム『迷宮組曲』配信中”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2008年2月1日). 2022年11月3日閲覧。
- ^ “ハドソンの傑作アクションゲーム『迷宮組曲 ミロンの大冒険』が3DSバーチャルコンソール化”. iNSIDE. イード (2012年12月19日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ “Milon's Secret Castle (2012) Nintendo 3DS release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月12日閲覧。
- ^ a b 『迷宮組曲2』が実現する!? 高橋名人の新譜発売イベントを密着レポート/ゲーム情報ポータル:ジーパラドットコム - ウェイバックマシン(2010年11月24日アーカイブ分)
- ^ All about 迷宮組曲 制作者インタビュー
- ^ “Milon's Secret Castle - Overview”. allgame. 2014年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月22日閲覧。
- ^ a b “Milon's Secret Castle for Game Boy (1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月25日閲覧。
- ^ a b “ミロンの迷宮組曲 まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2018年2月25日閲覧。
- ^ Provo, Frank. “Milon's Secret Castle Review”. Gamespot. 2013年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月22日閲覧。
- ^ M. Thomas, Lucas (2007年6月5日). “Milon's Secret Castle Review”. IGN. 2014年3月21日閲覧。
- ^ “Milon's Secret Castle for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月25日閲覧。
- ^ a b 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、93頁。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、533頁、ASIN B00J16900U。
- ^ a b 「ユーゲーが贈るファミコン名作ソフト 100選」『ユーゲー 2003 Vol.07』第7巻第10号、キルタイムコミュニケーション、2003年6月1日、11頁、雑誌17630-2。
- ^ a b c みかめゆきよみ (2013年7月15日). “【ファミコン生誕30周年企画】あの頃クリアできなかった『迷宮組曲』をリベンジ!”. iNSIDE. イード. 2019年9月15日閲覧。
- ^ 懐古主義・ファミコンゲームデザイナーの過去ブログ:ボンバーマンシリーズのBGMのこと(2)
- ^ “ハドソン、「迷宮組曲」をモチーフにしたパズルゲーム EZweb「ミロンのほしぞらしゃぼん」を配信”. GAME Watch. Impress (2005年8月18日). 2022年11月3日閲覧。
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