米軍兵による日本軍戦死者の遺体の切断 遺体損壊を扱った文化作品

米軍兵による日本軍戦死者の遺体の切断

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/21 08:36 UTC 版)

米軍兵による日本軍戦死者の遺体の切断(べいぐんへいによるにほんぐんせんししゃのいたいのせつだん)は、第二次世界大戦時、太平洋戦線においてアメリカ軍兵の一部が日本軍戦死者の遺体に対して行った戦争犯罪。アメリカ軍より公式に禁止されていたと考えられているが、禁止令は戦場の兵士の間で常に遵守されていたわけではない。これらの行為がどの程度行われ、公的に認識されていたかは不明である。


注釈

  1. ^ 同様の猟奇行為はインディアン戦争ベトナム戦争といった他の異人種相手の戦争でも繰り返され、常態化している。

出典

  1. ^ http://findarticles.com/p/articles/mi_qa3651/is_199510/ai_n8714274/pg_1 Missing on the home front, National Forum, Fall 1995 by Roeder, George H Jr
  2. ^ Lewis A. Erenberg, Susan E. Hirsch book: The War in American Culture: Society and Consciousness during World War II. 1996. Page 52. ISBN 0226215113.
  3. ^ 072837”. Australian war memorial (1944年4月30日). 2010年7月18日閲覧。
  4. ^ a b c 太平洋の試練、ガ島からサイパン(上) 2016, p. 300.
  5. ^ a b 太平洋の試練、ガ島からサイパン(下) 2016, p. 372.
  6. ^ 太平洋の試練、ガ島からサイパン(上) 2016, p. 301.
  7. ^ a b c d e f g h i 太平洋の試練、ガ島からサイパン(上) 2016, p. 302.
  8. ^ a b 谷浦英男 2000, pp. 121–123.
  9. ^ 谷浦英男 2000, p. 122(J・D・ハリントン著、妹尾作太男訳『ヤンキー・サムライ』、早川書房、1981年の引用)
  10. ^ 谷浦英男 2000, pp. 118–120.
  11. ^ Simon Harrison “Skull Trophies of the Pacific War: transgressive objects of remembrance” Journal of the Royal Anthropological Institute (N.S) 12, 817-836 (2006)p. 827
  12. ^ Simon Harrison “Skull Trophies of the Pacific War: transgressive objects of remembrance” Journal of the Royal Anthropological Institute (N.S) 12, 817-836 (2006) p.827
  13. ^ ユージーン・B・スレッジ『ペリリュー・沖縄戦記』190-196頁など講談社学術文庫、2008年8月
  14. ^ 平義克己『我敵艦ニ突入ス 駆逐艦キッドとある特攻、57年目の真実』(扶桑社、2002)65、222頁
  15. '^ Xavier Guillaume, "A Heterology of American GIs during World War II". H-US-Japan (July, 2003). Access date: January 4, 2008.
  16. ^ Simon Harrison “Skull Trophies of the Pacific War: transgressive objects of remembrance” Journal of the Royal Anthropological Institute (N.S) 12, 817-836 (2006) p.828
  17. ^ 宮城信昇『サイパンの戦いと少年』113頁(新報社 2002年)
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  20. ^ 朝日新聞の太平洋戦争記事 1994, p. 112.
  21. ^ Simon Harrison “Skull Trophies of the Pacific War: transgressive objects of remembrance” Journal of the Royal Anthropological Institute (N.S) 12, 817-836 (2006) p.818Simon Harrison (2006). “Skull Trophies of the Pacific War: transgressive objects of remembrance” (PDF). Journal of the Royal Anthropological Institute 12: 826. http://www.science.ulster.ac.uk/psyri/profiles/s_harrison/documents/skulltrophies.pdf. 
  22. ^ a b #人骨ナイフ事件(新聞)p.4(讀賣報知新聞、昭和19年8月4日)
  23. ^ #人骨ナイフ事件(新聞)p.9(朝日新聞、昭和19年8月11日)〔 奇怪なるこの寫眞、これこそ肉を食ひ骨をしやぶる米鬼の正体をむき出した問題の寫眞である、米誌「ライフ」の五月号に臆面もなく掲載され、説明にかう書いてある これは日本兵の髑髏を米國兵が記念品として、この少女に送つてきたもので、彼女はいまこの髑髏の寄贈品にお禮の手紙を書かうとしてゐるとあゝこれぞ南溟の孤島に玉砕したわが勇士の聖骨だ、日本人たるわれら到底正視するに忍びざるものがある、思はずはつと眼をつぶつてたゞ祈る英靈の冥福、そして次の瞬間、憤怒の血潮が胸底に沸沸と逆流するのを感ずる、だがわれ〱は怒りの眼をかつと見開いて野獣の正体を正視しよう、可憐なるべき娘の表情にまでのぞかれる野獣性、この野獣性こそ東亞の敵なのだ、敢へてこゝに掲げる英靈の前にわれ〱は襟を正して"米鬼撃滅"を誓はう【寫眞はベルリン電送】〕〔狼狽した米大統領「聖骨」を返送 "紙切埋葬を勸告"と圖々しい發表【リスボン九日發表】米國民主党下院議員ウォルターはさきに大統領ルーズベルトに対して日本兵戰死者の骨から作製した紙切り小刀を寄贈したが、この紙切り小刀事件をはじめ日本軍兵士の戰死体冒瀆事件は全世界に米國人の野蠻性の正体を曝露し國際的に轟々たる非難の嵐をまき起した、ワシントン来電によれば事態の意外なる発展に流石のルーズヴェルトも氣がとがめ且つ狼狽したと見えて紙切り小刀をそのまゝウォルターに返還した模様でホワイト・ハウスは九日次の通り発表した/大統領は日本兵の骨かた作つたといはれる紙切り小刀を寄贈者に送り返した、同時に大統領はかうした物を手許におきたくないことを明らかにし、かつこの骨は埋葬した方がいゝだらうと勸告した 〕
  24. ^ #人骨ナイフ事件(抗議)pp.4-5(昭和19年8月4日)邦人死屍侮辱事件ニ關スル件)
  25. ^ #人骨ナイフ事件(新聞)p.3(日本産業経済、昭和19年8月4日)
  26. ^ #人骨ナイフ事件(新聞)pp.3-4(毎日新聞、昭和19年8月4日)
  27. ^ #人骨ナイフ事件(新聞)p.5(朝日新聞、昭和19年8月4日)
  28. ^ #人骨ナイフ事件(新聞)p.6(東京新聞、昭和19年8月4日)(朝日新聞、昭和19年8月6日)(毎日新聞、昭和19年8月6日)等
  29. ^ #週報第407号pp.3-4〔 人骨弄ぶ敵の本性 かゝる民族こそ抹殺さるべきである 〕
  30. ^ #人骨ナイフ事件(新聞)p.8(讀賣新聞、昭和19年8月6日)
  31. ^ 朝日新聞の太平洋戦争記事 1994, p. 115.
  32. ^ a b James J. Weingartner “Trophies of War: U.S. Troops and the Mutilation of Japanese War Dead, 1941 – 1945” Pacific Historical Review (1992) p.59


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