法政大学第二中学校・高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 14:00 UTC 版)
生徒会活動
中高共に生徒会活動が盛んであり、体育祭や、学園祭である二高祭・二中文化祭の運営の中心となるばかりでなく、日常の学校生活においても主軸をなしている[12]。特に高校生徒会は中央委員会を中心として様々な活動を行っており、それら活動は年度末に生徒会機関誌『法政二高』としてまとめられている[13]。中央委員会は年二回開催される代議員大会を通じて生徒側の要求を討議した上で学校側に伝える役割も担っており、こうした活動は全て「方針」と「総括」によって目標の明確化とその見直しが毎年度行われている[14]。
二高祭・二中文化祭
毎年12,000人程度が来校し、国内でも有数の規模の来校者数を誇る[14]。クラスが主体になって行うクラス企画や、体育連盟や文化連盟の企画する催しが行われている。体育連盟は大体が公開練習や招待試合をしている。また、クラス企画は、毎年のテーマに従った審査基準による来校者と学内関係者の投票によって企画賞が各学年3クラスずつ選出される。また、2014年からは来校者のみの投票で選出する特別賞が設定された[15]。
地域との関わり
武蔵小杉駅からの通学路には法政通り商店街があり、学校側と商店街との定期的な懇談会が行われている。また吹奏楽部が元住吉・ブレーメン商店街のイベントで演奏するなど地域との交流がある。
校舎
旧時計塔校舎は、1936年に法政大学予科校舎として建設され、戦後も焼け野原に残った時計塔は二中高のシンボル的な存在となっていた[16]。近隣地区においては慶應義塾高校の校舎と並ぶ歴史的な近代建築物であり、建築的価値や時計塔に残された学徒出陣の際の落書きをはじめとした文化的価値の高さもあり、これを保存・存続しようという動きがあった[17][18]。しかし、2016年度の男女共学化に向けて校舎を全面改築することが発表され、老朽化が進む時計塔校舎は取り壊され、新しい時計塔校舎の使用が2014年度より開始された[19]。
新校舎の建設は、現在の敷地内でほぼ全面的に建て替える計画で、2013年1月から実施された。仮設校舎を造らず、建物ができ次第、順次供用を開始する形で建設を進める。2017年3月、中学グラウンドの竣工をもって新校舎への建て替えが完了した。新校舎の設計は、類設計室[20]。2017年3月には校舎及び施設の建て替え工事がすべて完了した[21]。
入試
- 中学入試は、募集定員が男子90名、女子40名で、国語、算数、理科、社会の4教科で合否判定される。
- 高校入試では書類選考と学科試験の2つのタイプがある。書類選考は募集定員が男子180名、女子90名で、本校を第一志望とする生徒であり、出身中学校から出された調査書で、内申点の点数が一定以上のもの、もしくは、優れた活動のあるもので合否判定する。学科試験では、募集定員が男子70名、女子55名で、国語、英語、数学の3教科で合否判定される。
- ^ 法政大学第二高校の学校情報 - 高校受験パスナビ(旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭には「●内部進学生とは1年次から混合クラス。」と掲載されている。
- ^ 10年一貫教育 - 法政大学第二中・高等学校
- ^ 『平成18年法政大学第二中・高等学校入学案内パンフレット』p.17
- ^ 前掲パンフレットp.16
- ^ 2020年度までは長崎、ニュージーランド、北海道、広島から選択。
- ^ 法政大学 『法政大学百年史』 882-883頁
- ^ 2012年5月28日神奈川新聞
- ^ “宇宙甲子園缶サット部門全国大会2023・結果”. SORAエデュケーション. 2024年5月31日閲覧。
- ^ 法政二中高・学校改革特設サイト(2012年6月21日)
- ^ a b “武蔵小杉からの新たなステージ 付属校であることの可能性”. 2020年6月27日閲覧。
- ^ 高校3年3学期 - 法政大学第二中・高等学校
- ^ 前掲パンフレットpp.8-9、pp.18-19
- ^ 『法政二高』第74号p.242
- ^ a b 法政二高同窓会ホームページより
- ^ 『平成26年度二高祭パンフレット』p.61
- ^ 4:学校の誘致と住宅の開発 ~ 武蔵小杉|このまちアーカイブス 2020年3月26日閲覧。
- ^ 2012年2月5日 東京新聞
- ^ https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=3898 2015年3月9日 はまれぽcom]
- ^ 朝日新聞川崎版(2012年5月29日)
- ^ 類設計室 HP より
- ^ “新校舎完成記念式典が行われました| TOPICS| 法政大学第二中・高等学校”. 2020年6月26日閲覧。
- ^ “アクセス”. 法政大学第二中学校・高等学校. 2024年2月25日閲覧。
- 法政大学第二中学校・高等学校のページへのリンク