東武50000系電車
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導入後の変化
製造時期による差異
- 2004年度製(51001F)
- 唯一の非貫通車。
- 2005年度製(51002F・51051F - 51052F)・2006年度製(51053F - 51060F)
- 2007年度製(51071F - 51074F・51091F - 51094F)
-
座席モケットが変更された車内
(50070型) -
TBキュービックが採用された座席
(50070型)
- 2008年度製(51075F・51061F - 51065F)
- 51075Fのみ、扉間の窓のうち車体中央部を除く4箇所を、JR東日本209系電車などに準じた形状の下降窓[注 6]へ変更[15]。
- 51061F以降で以下の点を変更。主に50090型の仕様が他形式に取り入れられている。
-
50070型51075Fの中間車
扉間の窓が変更されている。 -
50090型と同じ窓配置となった側面(50050型)
非常換気装置も省略。 -
形状が変更された座席
-
変更の多いドア付近
- 2009年度製(51003F - 51004F・51066F - 51068F)・2010年度製(51005F - 51009F・51095F - 51096F)
- 2011年度製(51076F - 51077F)
-
LCD表示装置(1画面式)
改造工事
前照灯のLED化
2014年に51001F・51002F・51051F - 51056Fに、その後2020年以降に51003・51004F、51057F - 51068F・51008F・51009F、51072Fと50090型全編成に施工されている。
側面固定窓の開閉化
扉間の窓が全て固定式となっていた車両に対して、同部分が51075Fに類似した開閉窓となるよう改造を実施[15][注 8]。2012年の51052Fを皮切りに開始され[15]、2016年に完了。
-
固定窓の改造が実施された車両。
51075Fとは分割位置に差異がみられる。
旅客案内装置の交換
2018年度以降、50050型・50070型を対象に旅客案内装置のLED式からLCD式への交換が実施されている[18]。改造によって取り付けられたLCDディスプレイは51076F・51077Fと異なり左右2画面一体型のものとなっている。50070型への取り付けは2023年6月の51072Fへの設置を以て完了した。
-
改造によって取り付けられた2画面LCD
LED表示器の交換
2023年1月、51001Fの行先表示器が従来の3色LEDから種別・行先一体型のフルカラーLEDへ交換された。交換されたフルカラーLEDは50070型・50090型と異なり書体がゴシック体となっている。 以降、同年6月までに51002F〜51004F・51075Fの計5本がゴシック体フルカラーLEDに交換されている。
50090型の座席交換
2023年3月より、従来の座席の老朽化対策と快適性の維持を目的に、51095Fの座席が70090型の座席に準じたものへ交換されている。なお、モケットは従来の柄のものを継続使用しており、70090型に取り付けられているドリンクホルダーとコンセントは設置が省略された[19]。同年10月には51094Fも同様の座席交換工事を施工されている。
注釈
- ^ 通勤車以外では100系「スペーシア」での採用例がある。
- ^ 6席あたり2,100 W
- ^ 51051F・51061F・51062F・51066F
- ^ ATC/ATS切換、ATO運転モード切換(平常運転 - 回復運転)、手動 - ATO/TASC運転切換、ワンマン - ツーマン切換の各スイッチと仕切開戸操作器(電磁鎖錠用)。
- ^ 2008年度製造分の51091F〜51094Fは、検修区へ搬入された時点では既存車と同様に前面の種別・行先表示器が分割されたものを装備していたが、営業運転開始までに現行の種別・行先が一体化された表示器に交換されている。
- ^ 大窓をトの字状に分割し、上段が下降する。
- ^ ただし、車端部の寸法や支持方式は変わらず
- ^ 51075Fとは上下の分割位置が若干異なる。
出典
- ^ a b c d e f 根岸徹 (2005-03-01), “東武鉄道50000系”, 鉄道ファン 45 (3)
- ^ a b 倉持直樹 (2007-07-01), “東武鉄道50070系”, 鉄道ファン 47 (7)
- ^ a b c d e f g 鉄道ピクトリアル編集部 (2005年10月10日), “東武鉄道50000系”, 鉄道ピクトリアル 55 (10臨増)
- ^ “(4ページ目)憂鬱な通勤生活が始まる… 究極の2階建て車両もあった「電車の混雑対策」5選”. デイリー新潮. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “首都圏私鉄で増える「デュアルシート」最新事情、写真と動画で解説”. ダイヤモンド・オンライン (2021年7月13日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ a b 鉄道車両の床材料の交換指示について(国土交通省報道発表資料・インターネットアーカイブ)。
- ^ a b 鉄道車両の床材料の改良計画について(国土交通省報道発表資料)。
- ^ a b 日本鉄道サイバネティクス協議会『鉄道サイバネ・シンポジウム論文集』第43回(2006年12月)論文番号507「東武鉄道50000系/50050系電車用主回路システム」。
- ^ a b c d 日本鉄道運転協会「運転協会誌」2006年2月号新型車両プロフィールガイド「地下鉄11号線相互直通50050系車両」記事参照。
- ^ a b 鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」2006年3月号新型車両プロフィールガイド「東武鉄道50050型の概要」記事参照。
- ^ 鉄道ジャーナル2006年3月号 新型車両プロフィールガイド「東武鉄道50050系の概要」参照。
- ^ 岸, 直樹 (2006-10-10), “東武鉄道50050系”, 鉄道ピクトリアル 56 (10): 144-145
- ^ a b c 「大手私鉄車両ファイル 車両配置表」『鉄道ファン』2012年8月号 (通巻616号) 付録、交友社
- ^ a b c d 『鉄道ファン』2008年6月号 「新車ガイド1 東武鉄道50090系」 pp.66 - 69
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 『鉄道ピクトリアル』2018年8月臨時増刊号(通巻949号)「東武鉄道現有車両プロフィール」11. 50000系列 pp.274 - 283
- ^ a b 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2010年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑「東武鉄道50000系 3・4次車」参照。
- ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2012年4月号93頁Topic Photos「東武東上線50070型増備」参照。
- ^ “設備投資計画は総額 360億円 - 東武鉄道”. 東武鉄道. 2018年5月12日閲覧。
- ^ 東武東上線「TJライナー」の車両に異変 「座席丸ごと交換」編成が登場 人気列車に何があった? - 乗りものニュース(2023年5月1日)、2023年5月2日閲覧
- ^ 鉄道ファン2020年8月号・「私鉄車両編成表」・「私鉄車両の動き」より
- ^ 『鉄道ファン』2022年8月号(通巻746号)付録「大手私鉄車両ファイル」
- ^ クレヨンしんちゃん25周年記念企画 オラのマチ春日部にくれば〜 11月3日 (木・祝) から始動! (PDF) (東武鉄道ニューリリース・インターネットアーカイブ・2020年時点の版)
- ^ 「東武鉄道クレヨンしんちゃんラッピングトレイン」4編成を追加!11月25日 (金) から順次運行を開始します! (PDF) (東武鉄道ニューリリース・インターネットアーカイブ・2018年時点の版)
- ^ 「東武鉄道クレヨンしんちゃんラッピングトレイン」を運行期間延長! 東武鉄道 2017年5月30日(インターネットアーカイブ・2020年時点の版)
- ^ a b 東上線に新種別「川越特急」が誕生します (PDF) - 東武鉄道、2019年1月17日掲載、2019年2月15日閲覧(インターネットアーカイブ・2020年時点の版)
- ^ 東武東上線全線開通90周年を記念し、11月28日 (土) より行楽列車「フライング東上号」リバイバルカラー車両2編成を運行します! 2015年10月22日、東武鉄道(東武鉄道ニューリリース・インターネットアーカイブ・2021年時点の版)
固有名詞の分類
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