忍者ハットリくん パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵 概要

忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 13:56 UTC 版)

概要

1985年3月16日、『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』と同時上映された中編アニメーション(上映時間52分)である。仮タイトルの段階では、『忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVS恐怖の卵軍団』となっていた。

1984年の『忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ』に引き続き、ハットリくんとパーマンが共演。

漫画作品は1984年に安孫子が執筆し、『月刊コロコロコミック』に連載された。 単行本てんとう虫コミックス版『忍者ハットリくん』13巻に収録(「超能力ウォーズ」と同時収録)された(その後絶版)。

権利問題のせいか、現在入手できる『新忍者ハットリくん』には未収録となり(同じく幻とされた『オバケのQ太郎』とは異なり、藤子・F・不二雄大全集にも収録されていない)、また、DVDもセル、レンタルともに出ておらず、幻の作品になりつつある。

今度は宇宙からやって来た謎の卵が騒動を引き起こし、やがて大パニックを引き起こすというストーリー。前回の「超能力ウォーズ」と同じくハットリくん側中心に物語が進行する。また、「少年」版や実写版第2作に登場していた「忍者怪獣ジッポウ」がアニメに初登場、声は新たに滝口順平が担当、実写版でジッポウを担当した丸山裕子はトゲ次郎を担当する。

この作品は「地球の自然を守る」というテーマであるが、前年からの劇場版『ドラえもん』の緑化運動に影響されたもの。主題歌も、前作に引き続いて『ハットリ忍法ニニンのニン』の替え歌となっている。またオープニングでは『怪物くん』がカメオ出演したり、新宿が舞台になっている事もあって当時藤子スタジオが入居していた市川ビルも登場して、ミラクル卵の触手が藤子スタジオの窓に触れて窓が開いた時にアニメキャラとなった藤本弘安孫子素雄が登場している。








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