崖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 12:50 UTC 版)
崖(がけ、がい)とは、山や岸(海岸・河岸・湖岸)などの、険しく切り立った所[1][2]。地表の高度が急変する部分の急斜面[3]との定義もできる。山腹の崖[1]を日本語ではほき(崖[1][4]、歩危[1])、そわ(岨)[1][2]、そば(岨)[1][2]ともいうが、古語[要曖昧さ回避]の趣がある。また埼玉県などの小字名などに残っているはけ「岾」や「坫」や「𡋽」などと表記も川辺の崖である。通常は60度以上の急傾斜面を指すが、上下に平坦面がある場合は高さ数m以下で斜度30度以下であっても崖とよぶことがある[5]。垂直かそれに迫るほど切り立った崖は、古来の日本語で切岸[1][4]/切り岸[4](きりぎし[1][4]、きりきし[4])という。しかし現代語では断崖(だんがい)[1][2][4]ということが多い。懸崖(けんがい)[1][2][4]、絶崖(ぜつがい)[1][2][4]ともいう。また、これらの同義語として、切り立った状態を壁に譬えた絶壁(ぜっぺき)[1][2][4]があり、断崖に絶壁を合わせて断崖絶壁という強調表現もある。
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