国鉄タム5000形貨車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/01 10:10 UTC 版)
他形式への改造
タム25000形
国鉄タム25000形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 | 日本国有鉄道 |
所有者 | 旭川塩酸販売、北海道曹達株式会社、曹達商事 |
種車 | タム5000形 |
改造年 | 1968年(昭和43年) |
改造数 | 4両 |
消滅 | 1981年(昭和56年) |
常備駅 | 近文駅、幌別駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒+黄1号の帯 |
専用種別 | 塩酸 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 7,800 mm |
タンク材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 15 t |
実容積 | 14.0 m3 |
自重 | 11.7 t |
換算両数 積車 | 2.6 |
換算両数 空車 | 1.2 |
走り装置 | 一段リンク式 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 4,000 mm |
最高速度 | 65 km/h |
タム25000形は塩酸専用の15 t積みタンク私有貨車である。
当初タム5000形の軸ばね支持装置は一段リンク式であったが、貨物列車の最高速度引き上げが行われた1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正対応のため、大半の車は二段リンク式に改造したが、4両の未改造の車が残り区別のため別形式とした。改造内容は標記類の書き換え以外なにもなく、むしろ当形式の方が本来のタム5000形ともいえる。
運用上速度指定65 km/h識別のための黄1号の帯を巻かれ、通常ならば「ロタム」となるべきところ「ロ」を丸でかこんだ通称「マルロ」と標記された。「マルロ」の意味は北海道内専用、速度指定65 km/h車の意味である。北海道内専用の徹底を図るため黄色文字で「道外禁止」と標記した。
落成当時の所有者は旭川塩酸販売(タム25018、近文駅常備)、北海道曹達株式会社(タム25020 - タム25021、幌別駅常備)、曹達商事(タム25030、幌別駅常備)であり、生涯変更されることはなかった。
改造前の車番と改造後の車番の関係は次のとおりである。(現番号+20000)
- タム5018 → タム25018
- タム5020 → タム25020
- タム5021 → タム25021
- タム5030 → タム25030
1981年(昭和56年)2月25日に最後まで在籍した車(タム25020、タム25021)が廃車になり形式消滅した。
塗色は、黒であり、全長は7,800 mm、軸距は4,000 mm、自重は11.7 t、換算両数は積車2.6、空車1.2、最高運転速度は65 km/h、車軸は12 t長軸であった。
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