劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦
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本作品オリジナルの仮面ライダー
敵側サイドのゴルドラとシルバラは、時間の歪みの影響で変身能力を手に入れたオニ一族が変身する仮面ライダーだが、媒体によって仮面ライダーとして扱っているもの[3][2]とそうでないものがある[注釈 6][注釈 7]。
仮面ライダー電王 超クライマックスフォーム
仮面ライダー電王 超クライマックスフォーム | |
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身長 | 190 cm |
体重 | 125 kg |
パンチ力 | 8 t |
キック力 | 10 t |
ジャンプ力 | ひと跳び50 m |
走力 | 100 mを3.8秒 |
本作品に初登場する電王の最強形態。モモタロスたちにジークを加えた5体のイマジンのオーラを一挙にフリーエネルギーに変換して変身するクライマックスフォームの強化形態。ウイングフォームからクライマックスフォームに変身する際、ジークが憑依を解除しなかったことで誕生した。
クライマックスフォームの背部にウイングフォームの電仮面のように羽根を拡げた白鳥をイメージした翼[10][注釈 8]が、両目の間のOシグナルにウイングフォームを表す白いWのアイコンがそれぞれ追加されている。ジークの意識が表面化する際には電仮面のある背中を向けて話し出す。
クライマックスフォームにウイングフォームの機動力が追加され、背面の電仮面から巨大なフリーエネルギーの翼を出現させることで飛行能力を新たに獲得した。これにより、全フォームで唯一空中戦が可能。なお、ただでさえ窮屈なクライマックスフォームであるにもかかわらず、5体ものイマジンが憑依しているためクライマックスフォーム以上の窮屈さとなってしまい、ウラタロスはキンタロスに対して「押さないで」と騒いでおり、モモタロスもジークの「苦しゅうない」の言葉に「苦しいんだよ!」とキレている。
劇中では武器を使用せず、モモタロスが主導権の影響か、チンピラのようなパンチとキックで戦っていたが、ゲームや一部の作品では、デンガッシャー ソードモードで使用している。
- デザインスケッチ画はなく、バランス重視のために直接スーツの写真に翼を描き足している[10]。当初から「ジークが背中に張り付く」「前から見た時に羽根が申し訳程度に見える」というオーダーがあったという[10]。ただし、専用武装やパンチ・キックモード、カードなどのデザインは描かれていない[10]。このほかにもウイングフォームの顔がそのまま張り付いたものやもっとさりげなく小さいものが描かれていた[10]。
- スーツはクライマックスフォームの色替え・改造で、穴を背中に開けて、そこにベルクロのテープを通してウイングフォームの羽根を固定させている[11]。
- 必殺技
- その他の登場作品
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- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
- 『仮面ライダーディケイド 完結編』におけるスーパーショッカーとの決戦に駆け付けた電王が、ドラスとの戦いにおいて、仮面ライダーディケイドの新形態、最強コンプリートフォームによる能力解放を通じて、ケータロスなしでソードフォームから直接変身。
- 通常のコンプリートフォームに登録されているライナーフォームに代わって、電王の新たな最強フォームとして登場した。ディケイドのケータッチによる音声は「Super Climax(スーパークライマックス)」と呼称されている[注釈 11]。
- この時の電王はモモタロスが単体で変身したと思われており、ディケイドによって姿と能力を再現されただけで、良太郎や他のイマジンの人格は有していない可能性がある[12]。
- デンガッシャー ソードモードを装備して、他のライダーとの同時攻撃において、オーラソードを虹色の光を纏わせた必殺技を使用し、仮面ライダーキバーラとの連携攻撃を見せた。
- 『小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』
- テレビシリーズとは異なる世界観を描く小説作品で、良太郎の台詞のみ登場。通常のクライマックフォームが「てんこ盛り」と呼ばれているのと同様、「超てんこ盛り」と呼称されている。
仮面ライダーNEW電王 ベガフォーム
仮面ライダーNEW電王 ベガフォーム | |
---|---|
身長 | 199 cm |
体重 | 123 kg |
パンチ力 | 7 t |
キック力 | 10 t |
ジャンプ力 | ひと跳び25 m |
走力 | 100 mを9.7秒 |
デネブのオーラをフリーエネルギーに変換して変身するNEW電王の特殊形態。電仮面はゼロノス ベガフォーム同様ドリルから星型状に変形するが、展開後の形状はゼロノスとは異なり、ゴーグル状の目の奥にゼロノス ベガフォームと同様の複眼、スタースキャンアイ[13]がうっすらと見える。
モモタロスたちがディケイドや、ディエンドが召喚した仮面ライダーたちに憑依した光景を見て、我慢できなくなったデネブが強引に憑依することでオーラアーマーが発生し、両肩にはゼロノスと同じ金色のレール、背中にカラス天狗のようなパール地のマント、両腕にはデネブの特徴が現れ、胸部にゼロノス ベガフォームと同様の顔(飾り)が装着され変身が完了する。
スペックはゼロノス ベガフォームと同様だが、戦闘スタイルはゼロノスのときとは異なり、デンガッシャー ナギナタモードによる槍術を用いる。また、ストライクフォームとは異なり、幸太郎よりもデネブの意志が強く発揮される[14]。
- ゼロノスベガフォームのパーツを流用するものや、新規造形分が多くなったものが描かれたが、デネブが戦っている方がいいということから、デネブ度を上げたものが採用された[15]。当初は黒味が少し強かったことから山伏のようにするためにシルバーを入れている[15]。
- スーツはパーツも含めてアップ・アクション兼用が1体、新規造形されている[16]。本作品では伊藤慎がスーツアクターを務めるため、ブーツのみ新造されている[16]。
- ツール
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- NEWデンオウベルト
- NEW電王が使用するものとは変わらないが、デネブが強引に憑依したためか、中央のターミナルバックルが緑色に光っている。
- ベルトは新規造形ではなく、グリーンのフィルターをバックルに貼って表現している[16]。
- デンガッシャー ナギナタモード
- ストライクフォームが使用していたソードモードからこの形態に変身する際に自動的に組み替えられた。
- ロッドフォームと同じ組み合わせで、同様に全体が伸長しているが、一番:ソードパーツの剣先に緑色のオーラソードが出現する。
- 必殺技
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- ブランディッシュダイブ
- フルチャージによって強化されたデンガッシャー ナギナタモードを振るい、すれ違いざまで敵を切り裂く。
ゴルドラ
ゴルドラ | |
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身長 | 200 cm |
体重 | 135 kg |
パンチ力 | 7 t |
キック力 | 10 t |
ジャンプ力 | ひと跳び27 m |
走力 | 100 mを6秒 |
クチヒコが黄金の錫杖を掲げることで変身した姿。全身の色は金色で、複眼は黒。高度な戦闘能力を誇り、電王たちを圧倒する。
黄金の錫杖から放つ金色のエネルギー波や、錫杖を地面に打ち付けて放つ鉄のツブテ[7]、連続回し蹴りで標的を攻撃する。また、自らとシルバラ、鬼の戦艦のエネルギーを合わせて巨大なエネルギー光球を放つことも可能。
錫杖は伸縮自在で、劇中ではこれを活かして鬼の戦艦に乗り込んだ。
- 前述のように1号と2号がモチーフだが、スカイライダーのようなモールドが胸にある[9]。室町時代の鬼であることから、木彫りのような眼になっているなど、テクノロジーを感じさせるものは避けられている[9]。
- マスクはアップ・アクション兼用の1種類が制作されている[9]。
- 武器
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- 黄金の錫杖
- 変身前のクチヒコも使用する錫杖。
シルバラ
シルバラ | |
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身長 | 198 cm |
体重 | 132 kg |
パンチ力 | 9 t |
キック力 | 10 t |
ジャンプ力 | ひと跳び25 m |
走力 | 100 mを6.2秒 |
ミミヒコが純銀の金棒を掲げることで変身した姿。全身の色は銀色で、複眼は緑。
NEW電王をも凌ぐパワーを誇り、純銀の金棒を振り回し標的を粉砕する戦法を得意とする。地面に金棒を叩きつけることでエネルギー光球やエネルギー波を放つことも可能。
- 眼は木目のゴルドラに対して、瑪瑙や勾玉のようなイメージを持たせている[17]。『仮面ライダー』の意匠が背中にある[17]。前述のようにV3がモチーフのため、ベルトはダブルタイフーンのようになっており、V3ホッパーもマウントされている[18]。
- 武器
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- 純銀の金棒
- 変身前のミミヒコも使用する巨大な金棒。
- その他の出演作品
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- 『仮面ライダーディケイド』
- 電王の世界の2009年現在において、仮面ライダーディケイドと光夏海にイマジンたちが憑依して変身した電王との戦いの中で、鬼の切り札を探し兼ねてか、美術品を強奪していた[注釈 12]。
注釈
- ^ a b c ノンクレジット
- ^ 演じている沢木ルカは女性である。
- ^ ディレクターズカット版の追加シーンでは、ユウにミミズの入った袋を見せつけようとするが、当の本人はオニ一族から逃げていたため、実行は出来なかった。
- ^ 本人曰く「潰し甲斐が無さ過ぎる」のことで、序盤のNEW電王戦にてこの台詞を放った。
- ^ 漫画版では「兄者」と呼んでいた。
- ^ 非公式ではあるが、宣伝などでは「金ライダー」などと呼称されている[9]。
- ^ 『仮面ライダーバトル ガンバライド』のカード化人気投票や株式会社カンゼン『平成仮面ライダー英雄伝』および『平成仮面ライダー変身伝』に名が載っておらず、「ライダーのような姿の怪人」と書かれるものが多い。
- ^ モモタロスはこの形態に変身した際、背中に違和感を感じたのか、電仮面を両腕で触り、「何だ、このビラビラ」と困惑していた。
- ^ 通常のクライマックスフォームとは違い、ケータロスの中央ボタンのチャージアンドアップを押さないでいる。
- ^ 『テレまんがヒーローズ』による漫画のシーンでは変化している。
- ^ ライダーカードの名称は、名前通りに「Chou Climax(超クライマックス)」になっている。2014年に発売された『仮面ライダー official mook』の『vol.8 電王』では、「Super Climax Form」と英語での表記がある。
- ^ 『週刊 仮面ライダーオフィシャルデータファイル』および『週刊 仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル』では、鬼の切り札が歴史的価値がある物として保存されていると考え、それを探していたと解釈している。
- ^ a b c d e f クレジットでは役名未表記。
出典
- ^ 「2009年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報』2010年(平成22年)2月下旬号、キネマ旬報社、2010年、173頁。
- ^ a b c d e f g h i 「宇宙船vol.128特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2010」『宇宙船』vol.128(2010.春号)、ホビージャパン、2010年4月1日、別冊p.9、ISBN 978-4-7986-0027-7。
- ^ a b テレビマガジン特別編集 2009, p. 25.
- ^ 柳沢慎吾の名セリフも!「電王」4度目劇場版(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
- ^ 超辞典 2011, p. 402.
- ^ a b OPF 157 2017, p. 13.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o パンフレット 2009
- ^ a b 特写2R 2017, p. 26.
- ^ a b c d e 特写2R 2017, p. 19.
- ^ a b c d e 特写2R 2017, p. 6.
- ^ 特写2R 2017, p. 5.
- ^ 『週刊 仮面ライダーオフィシャルデータファイル』第125号、デアゴスティーニ、2010年。
- ^ 超辞典 2011, p. 423.
- ^ 特写2R 2017, p. 9.
- ^ a b 特写2R 2017, p. 14.
- ^ a b c 特写2R 2017, p. 13.
- ^ a b 特写2R 2017, p. 23.
- ^ 特写2R 2017, p. 24.
- ^ a b “-Profile- 丹野宜政”. 「殺陣師がゆく。」(大野剣友会公式ブログ) (2010年6月5日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ a b c JAE NAKED HERO 2010, p. 141, 「LIST OF WORKS 高岩成二」
- ^ a b c 東映HM60 2019, pp. 106–112, 「東映ヒーロー仮面俳優列伝 PREMIUM 高岩成二」
- ^ a b c JAE NAKED HERO 2010, p. 93, 「LIST OF WORKS 永徳」
- ^ a b c d 仮面俳優列伝 2014, pp. 47–60, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 04 岡元次郎」(東映ヒーローMAX vol.31掲載)
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 35, 「LIST OF WORKS 岡元次郎」.
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 75, 「LIST OF WORKS おぐらとしひろ」.
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 123, 「LIST OF WORKS 押川善文」.
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 53, 「LIST OF WORKS 永瀬尚希」.
- ^ a b 『あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑「身体(からだ)で勝負だ!〜アクション俳優〜」』(2009年4月14日放送、NHK教育)[出典無効]
- ^ a b “伊藤教人”. 劇団BRATS Official Web Site. 2011年5月7日閲覧。
- ^ “電王、キバ、シンケンジャーなどの劇場版やVシネ10作、YouTubeで無料配信”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年8月5日) 2020年11月25日閲覧。
出典(リンク)
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