先入観とは? わかりやすく解説

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先入観

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 14:19 UTC 版)

先入観(せんにゅうかん)は、対象認識において、前もって得た観念のうち、とりわけ自由な思考の妨げとなる固定的な観念をいう[1]。そこから脱するには、すべての不確実なものに一度は疑いをもつべきであるとデカルトは述べている[2]。人間は、通常、直接に対象に出会う以前に、他者の言葉とか、メディアの風説、書物などから得た、不十分な知識や、そこから導かれる対象に対する態度・把握の様式を持っているもので、その結果として、ネガティブあるいはポジティブな観念が固定されるようなものを特に「先入観」という。広義(広域)的には、「既成概念」や「固定観念」なる言葉もこの類に含まれる。


  1. ^ "先入観". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2024年6月23日閲覧
  2. ^ デカルト『デカルト』野田又夫 編、中央公論社(世界の名著・第27巻)1995年、331頁


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