仮面ライダーG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 19:37 UTC 版)
怪人
改造人間であるシェードの隊員が人間の姿から変身する怪人たち。本作品が初出であるフィロキセラワームのほか、アキャリナワーム、サブストワーム、ブラキペルマワーム ビリディス、コキリアワームが登場し、後者4体は列挙した順にダニ、ザリガニ、クモ、カタツムリの特性を持つ。なお、劇中では個別名を呼ばれていないため、すべて便宜上『カブト』の登場個体の呼称を表記している。
- フィロキセラワーム以外、スーツにはすべて『仮面ライダーカブト』に登場する地球外生命体ワームのものが流用されている。
フィロキセラワーム
織田大道の変身後の姿。作中では「フィロキセラ」とのみ呼ばれている。『仮面ライダーディケイド』に先駆けて本作品が初出となる怪人であり、ワインの原材料であるブドウの害虫「ブドウネアブラムシ」(別名:フィロキセラ)がモチーフとなっている。
銃器などの通常兵器がまるで通用しない強固な表皮に覆われた身体で、両腕の刃と頭部の触手を自在に操りながら攻撃する。会話の際には、胸のドクロ模様に人間態の顔が現れる。
- プロデュースを担当した白倉伸一郎は、「ワインといえばフィロキセラ」ということで登場させたが、(ワームは『カブト』からの)流用といえば流用なので後悔が残っているという[2]。
- 書籍『週刊 仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル』第15号(デアゴスティーニ・ジャパン、2015年)では後述する『ディケイド』の登場個体が2ページにわたって図解されているのみであり、本作品の登場個体については特に触れられていない[3]。また、ウェブサイト『仮面ライダー図鑑』(東映、2019年)でも同様で、G共々やはり触れられていない。
- 『仮面ライダーディケイド』に登場するフィロキセラワーム[4]
フィロキセラワーム[4] | |
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身長 | 228 cm[4] |
体重 | 145 kg[4] |
- 声:望月健一[4] / 人間態:川岡大次郎[5]
- 第16話・第17話・第31話に登場。カブトの世界における仮面ライダーカブトであるソウジに擬態して弟切ソウという名でZECTに所属し、仮面ライダーザビーの資格者としてクロックダウンシステムを開発する[4][6]。
- こちらでは頭部の触手を使わず、クロックアップのほか、収納されている羽根を伸ばしての飛行能力も披露する[4]。また、触手には獲物を嗅ぎ当てる鋭敏な嗅覚を備えているうえ、獲物を頑丈な四肢で絡め取った後は体液を啜りつくして枯死させるという攻撃も得意としている。最後はディケイドとカブトのディケイドメテオによって爆散し[4]、クロックダウンシステムも士とソウジによって破壊される[5]。
注釈
- ^ フィロキセラワームのみ、『ディケイド』からの先行登場。[要出典]
- ^ 失踪前の吾郎が一番好んだワインでもある。
- ^ 演じる上地は横浜高校野球部出身。
- ^ クウガ マイティフォーム、アギト グランドフォーム、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト ライダーフォーム、電王 ソードフォーム、キバ キバフォーム、ディケイドの10人。
- ^ 「スワリング」とは、ワインのテイスティングの際、香りを立たせるために軽くグラスを回す行為である[1]。
- ^ 吾郎役の稲垣吾郎が誕生した年でもある。
- ^ なお、この時に稲垣が「カブトが(平成ライダーの)7代目、電王が8代目、Gが9代目」と発言しているが、公式にはカウントされていない。
出典
- ^ “ワインには回し方のマナーがある!ワインを回す理由と正しいやり方を学ぼう”. WINE OPENER. サッポロビール (2019年10月25日). 2020年5月3日閲覧。
- ^ a b cron204の2017年1月23日のツイート、2017年8月1日閲覧。
- ^ “最新号・バックナンバー(第15号)”. デアゴスティーニ・ジャパン (2015年1月13日). 2015年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “フィロキセラワーム(DCD)”. 仮面ライダー図鑑. 東映. 2021年4月19日閲覧。
- ^ a b “ソウジ”. 仮面ライダー図鑑. 東映. 2021年4月19日閲覧。
- ^ “弟切ソウ”. 仮面ライダー図鑑. 東映. 2021年4月19日閲覧。
- ^ “G→ディケイド”. 村井良大オフィシャルブログ 渋いお茶でも飲んでいってください. アメブロ (2009年1月31日). 2021年4月19日閲覧。
- ^ a b c “仮面ライダーディケイド 第3話 超絶”. 東映 (2009年2月8日). 2021年4月19日閲覧。
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 141, 「LIST OF WORKS 高岩成二」.
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 35, 「LIST OF WORKS 岡元次郎」.
- ^ “伊藤教人”. 劇団BRATS Official Web Site. 2012年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月19日閲覧。
- ^ q8zAatKz0LbC1yXの2017年7月15日のツイート、2017年8月1日閲覧。
- ^ cron204の2017年1月20日のツイート、2017年8月1日閲覧。
- ^ a b “ネタバレ注意!本日公開「劇場版 仮面ライダージオウ」に意外なゲスト”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年7月26日) 2019年7月26日閲覧。
- ^ “オジンオズボーン・篠宮暁が『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』をまだまだ語る!”. CINEMAS+ (フォンテーン/ギークピクチュアズ). (2019年8月4日) 2022年11月3日閲覧。
- ^ “仮面ライダージオウ 特集”. 東映ビデオオフィシャルサイト. 東映. 2021年11月11日閲覧。
- ^ “「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」「葬式の名人」 配信開始のお知らせ”. 東映ビデオオフィシャルサイト. 東映 (2021年1月8日). 2021年11月11日閲覧。
- ^ “香取慎吾が新CMで秘密組織ショッカーのリーダーに 「SMAPには仮面ライダーもいます」「仮面ライダーGと戦って」”. イザ! (産経デジタル). (2022年8月18日) 2022年11月3日閲覧。
- ^ a b “稲垣吾郎、SMAP時代の伝説企画『仮面ライダーG』を語る「一回で終わらせちゃいけない」”. COCONUTS (BizNews). (2023年10月23日) 2023年10月26日閲覧。
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