仏龕 仏龕の概要

仏龕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 09:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
正面上に仏像が安置された仏龕が見える(ボロブドゥール遺跡

石窟寺院などで壁面をうがち、そこに仏像を安置したものが典型であるが、バーミヤン石窟のように仏像そのものが崖壁から削り出されたものもある。仏塔に仏像安置のための小さいスペースが設けられることがあり、それも仏龕という。

仏龕から発展して、屋内に仏像安置のための容器が使用されるようになり、これは「厨子」(ずし)と呼ばれる。

さらに携帯出来るように、観音開きの扉を備えた小型の仏龕も存在し、枕本尊とも呼ばれる。高野山金剛峯寺には空海入唐時に持ち帰ったという「諸尊仏龕」(国宝)が残っている。これは高さ20cm程の白檀材を前後に切り分け、前部分を2つに割って扉としたもので、前面を左右に開くと内部に彫刻された諸仏諸菩薩が現れるものである。

関連項目

外部リンク




「仏龕」の続きの解説一覧




仏龕と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「仏龕」の関連用語

仏龕のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



仏龕のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの仏龕 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS