ミステリアスアイランド 概要

ミステリアスアイランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 15:25 UTC 版)

概要

  • 1873年の南太平洋の火山島。秘密の洞窟を通り水門を抜けると、謎の天才科学者・ネモ船長の秘密研究所が広がっている。ここではネモ船長の開発した地底走行車や小型潜水艦に乗ることができる。直径70mに及ぶ火山湖、ヴァルカンズ・コルドロンには回廊が設けられ、飲食施設などが見学者のために解放された。ネモ船長の潜水艦、ノーチラス号が係留されている。

このテーマポートは、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』、またそれを原作とした1954年公開のディズニー映画『海底二万哩』に登場する島である「バルケニア島」がモチーフとなっており、テーマポート全体の世界観もジュール・ヴェルヌの作品と『海底二万哩』に基づいている。アトラクション「海底2万マイル」も、これらの小説と映画を基にしている。

テーマポート名である「ミステリアスアイランド」は、同じジュール・ヴェルヌの『神秘の島』にちなんでいる(作品中の島の名前は「リンカーン島」)。東京ディズニーシーのシンボル的存在である「プロメテウス火山」はこのエリアに存在しており、「センター・オブ・ジ・アース」はジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を再現しているアトラクションである。

ミステリアスアイランドは、いわゆるスチームパンクデザインを取り入れている。このエリアは『海底二万哩』の世界観を前面に押し出しており、ディズニーランド・パークディズニーランド・パリ)の「ディスカバリーランド」と共通点が多い。

テーマポート内のノーチラス号は、パリのディスカバリーランドの池に係留されているものよりもひと回り小さく、パリ版はウォークスルー型のアトラクションであるのに対し、こちらでは中に入ることはできない。これらノーチラス号のデザインは、『海底二万哩』に登場したものの再現であり、東京ディズニーリゾートで唯一実写映画を基にしたテーマエリアとなっている。


  1. ^ a b ディズニーファン編集部 編『東京ディズニーリゾート トリビアガイドブック』講談社〈My Tokyo Disney Resort〉、2021年7月6日、73頁。ISBN 978-4-06-524508-8OCLC 1259667583 



神秘の島

(ミステリアスアイランド から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 09:53 UTC 版)

神秘の島』(しんぴのしま、原題 L'Île mystérieuse )は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌ1874年に発表した冒険小説である。他の日本語タイトルとしては『神秘島物語』、『ミステリアス・アイランド』などがある。


  1. ^ 『海底二万里』本編内ではアロナックスたちがノーチラス号に乗り込んだのは1867年11月7日。
  2. ^ 『グラント船長の子供たち』本編内では物語は1864年から開始。
  1. ^ a b c d ジュール・フェラによる挿絵
  2. ^ ジュール・ヴェルヌ『ミステリアス・アイランド 神秘の島(上・下)』手塚伸一訳、集英社文庫、1996年、P115・367。


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