プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング プリーズ・トゥ・シー・ザ・キングの概要

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プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 06:52 UTC 版)

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プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング
スティーライ・スパンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1970年終盤
ロンドン チェルシーのサウンド・テクニクス
ジャンル ブリテッシュ・フォーク・ロック
時間
レーベル B&C (UK)
Big Tree (US)

Mooncrest (1st UK reissue)
Chrysalis (UK & US reissue)
プロデュース サンディ・ロバートン
スティーライ・スパン アルバム 年表
ハーク! ザ・ヴィレッジ・ウェイト
1970年
プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング
1971年
テン・マン・モップ、あるいはレザヴォア・バトラー氏捲土重来
1972年
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
オールミュージック[1]

アルバムのタイトルは、「カッティ・レン (Cutty Wren)」という儀式に由来している。檻の中のミソサザイはまるで王のように練り歩く。この儀式は12月26日、 聖ステファノの日に行われ、初期のクリスマスに関係している。アルバムに収録されている "The King" という曲はこの儀式を扱っており、クリスマス・キャロルとしてよく演奏されている。スティーライ・スパンは Live at Last で "Hunting the Wren"を、また On Time では "The Cutty Wren という曲でこのテーマに戻ってきた。レンボーイズの習慣は主にアイルランドに関連しているが、最近のイギリスで復活している。

オリジナル・アルバムに登場する曲はすべてトラディショナルである。"The False Knight on the Road"はチャイルド・バラッド(フランシス・ジェームズ・チャイルドが収集した、305曲のイングランド、スコットランド、アイルランドのバラッドen:Child Ballads)(#3)の一つで、なぞなぞのゲームで悪魔と争う少年を題材にしている。ティム・ハートとマディ・プライヤーはこの曲をすでにアルバム Summer Solstice に収録していた。"The Lark in the Morning"は、彼らの人気曲の一つで、強い類似性はあるが、元気のいいプラウボーイ(動物に鋤を引かせる少年)についての別の曲と同じタイトルとなっている。このバージョンは、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズによって収集された。"Boys of Bedlam" は、"Tom o' Bedlam" の変種で、精神病院のメンバーの視点から語られている。カーシーとプライヤーは、バンジョーの後ろに向かって歌い、消音効果を生み出している。バンドは、トマス・ダーフェイによる Wit and Mirth, or Pills to Purge Melancholy に収められた曲の最も初期の印刷されたバージョンを使用している。

メロディ・メーカー誌はこのアルバムをフォーク・アルバム・オブ・ザ・イヤーに選出した。音楽ジャーナリストのコリン・アーウィンは自身の著書 In Search of Albion の中でこのアルバムをお気に入りのフォーク・ロック・アルバムの一つとして紹介している。このアルバムは元々B&Cレコードからリリースされ、イギリスのアルバムチャートで45位を記録したが、その年が終わる前に権利がムーンクレスト・レコードに取得され、同年にカバーアートを変えて再リリースされた。同時期にアメリカでもビッグ・ツリー・レコードからリリースされたが、レーベルが小規模だったため配給はアンペックスによって行われていた。アメリカでは売れ行きが悪く、リリース後すぐに削除された。残されたコピーはいくつかの「カットアウト」ディストリビュータによって買い占められ、その頃にはバンドはクリサリスと契約しており、カットアウトされたオリジナルは非常によく売れていた。在庫がなくなると、質の悪い偽造品のコピーが大量に出現し始めました。

音楽的には、このアルバムは彼らの最もエレクトリックで濃密なレコーディングであり、大音量のギターと強くループするベースラインを持ち、ドラムスは使われていない。2006年には、キャッスルミュージックがラジオやテレビ出演時の音源を多数追加したダブルCDとして再発行した。




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