プリント・ディスアビリティ プリント・ディスアビリティの概要

プリント・ディスアビリティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 19:03 UTC 版)

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具体的には、視覚障害者と「知覚もしくは読みに関する障害がある者で、そのために、印刷された著作物を、機能障害または障害のない者と実質的に同程度には読むことができない者」および「身体障害によりを持っていることや扱うことができない者、あるいは、両目の焦点を合わせることや両目を動かすことが、読むために通常必要な条件を満たせるほどにはできない者」が含まれている幅広い概念である。[2] 「印刷物障害」などと訳されている。[1]

プリント・ディスアビリティがある人々(persons with print disabilities)は「読字障害者」[2]「読書困難者」[3]などと訳されている。 また、単に「視覚障害者等」[4] [5]と表現されることもある。

関連項目

  • ディスレクシア(失読症、難読症、識字障害、(特異的)読字障害、読み書き障害)
読み上げる事で、障害をサポートするツール

  1. ^ a b 近藤武夫「読み書きできない子どもの難関大学進学は可能か?」中邑賢龍、福島智編『バリアフリー・コンフリクト : 争われる身体と共生のゆくえ』東京大学出版会、2012年8月31日、 96頁。ISBN 978-4-13-052024-9
  2. ^ a b 河村宏 「障害者のアクセス権と著作権の調和をはかるマラケシュ条約」 『カレントアウェアネス-E』241号、2013年7月25日、E1455。
  3. ^ 松原洋子 「アクセシブルな電子図書館と読書困難な学生の支援 : 日本における大学図書館サービスの課題と展望」 (PDF) 『立命館人間科学研究』31号、65 - 73ページ、2015年2月、立命館大学人間科学研究所。
  4. ^ 「視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するためのマラケシュ条約(仮称)」 (PDF) 文化庁参考和訳、2014年10月。
  5. ^ 植村要、松原洋子「大学図書館におけるプリント・ディスアビリティのある利用者に対する環境整備と合理的配慮提供の課題:立命館大学のテキストデータ提供サービスを事例に」『図書館界』68巻4号、266 - 278頁、2016年11月、日本図書館研究会。


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