デボンタ・スミス 経歴

デボンタ・スミス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 08:17 UTC 版)

経歴

大学時代

アラバマ大学でのスミス

アラバマ大学に所属していた。

一年生次の2017年、レシーブ8回、160獲得ヤードタッチダウン3回を記録した。2018年の全米チャンピオンシップのジョージア大学戦では、延長戦で試合を決めるタッチダウンレシーブを決め、アラバマの勝利に貢献した[1][2][3]

2年生シーズンの2018年には、レシーブ42回、693獲得ヤード、タッチダウン6回を記録した[4][5]

3年生になっても、レシーブ68回、1,256ヤード、タッチダウン14回と好調なシーズンを送った。2020年11月21日のケンタッキー大学戦で2回のタッチダウンレシーブを決め、SECの歴代最多記録を更新した。

スミスは、AP通信年間最優秀選手賞を受賞した初のワイドレシーバーとなった[6]。また2020年のハイズマン賞も受賞した。ワイドレシーバーとしての受賞は、1991年のデズモンド・ハワード以来であり、全体では4人目の受賞者となった[7]。 その数日後に行われた全米選手権のオハイオ州立大学との試合で、スミスは手の負傷で第3クォーターの早い段階で退場した。それにもかかわらず、カレッジフットボールの各タイトルゲームでのキャッチ数(12回)とタッチダウンレシーブ数(3回)の記録を樹立し、さらに合計215獲得ヤードを記録した。アラバマ大学はこの試合を52-24で勝利し、スミスはチャンピオンシップゲームのオフェンスMVPに選ばれた[8]。 アラバマ大学でプレーしている間、スミスは多数のレシーブ記録を樹立した。大学在学中、スミスはその小柄な体格と優れた運動能力から、チームメイトから付けられた「The Slim Reaper」という名で知られていた。

大学時代の通算成績

アラバマ大学
試合 レシーブ
レシーブ 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長獲得ヤード TD
2017 8 160 20.0 4 3
2018 42 693 16.5 57 6
2019 68 1,256 18.5 8 14
2020 117 1,856 15.9 66 23
通算 235 3,965 16.9 85 46

フィラデルフィア・イーグルス

プレドラフト測定結果
身長 体重






6 ft 0+14 in
(184 cm)
170 lb
(77 kg)
31+18 in
(79 cm)
9+14 in
(23 cm)
All values from Pro Day[9][10]

2021年4月29日(日本時間30日)に行われた2021年のNFLドラフトで、ペンシルベニア州フィラデルフィアに本拠を置く、フィラデルフィア・イーグルスに全体10位で指名された[11]。ワイドレシーバーでは、ジャマール・チェイスジェイレン・ワドルに次ぐ3番目の指名であった。大学時代にハイズマン賞を獲得するほどの選手であったのにもかかわらず指名が遅れた原因は、スミスの小柄な体格がNFLでのプレーに影響を及ぼすのではないかという懸念があったためである[12]

2021年シーズン

第1週のアトランタ・ファルコンズ戦で、NFLでの初キャッチで初タッチダウンを決めた[13]。レギュラーシーズンを終えて、64レシーブ、916レシーブ獲得ヤード、5タッチダウンの記録を残し、ルーキーとして堅実なシーズンを送った[14]。この記録で、レシーブ獲得ヤードのイーグルスのルーキー記録を更新した[15]

チームはプレーオフへ進出し、NFCワイルドカードラウンドでタンパベイ・バッカニアーズと対戦した。11回中4回のみのレシーブと不調の中でゲームを終え、チームも31-15で敗戦した[16]

2022年シーズン

2022年のスミス

第3週のワシントン・コマンダーズ戦にて、8レシーブで自己最多となる169ヤードを獲得。タッチダウンも記録し、チームの24-8の勝利に貢献した[17]


  1. ^ Sabin, Rainer (2018年11月27日). “Why Alabama WR DeVonta Smith is not eager to talk about '2nd-and-26'”. al. 2021年5月5日閲覧。
  2. ^ Byington, Alex. “Humble Alabama WR DeVonta Smith not reveling in 'The Catch' ahead of rematch with Georgia”. The Montgomery Advertiser. 2021年5月5日閲覧。
  3. ^ DeVonta Smith's hometown hails Bama's other CFP hero”. SI.com. 2021年5月5日閲覧。
  4. ^ Byington, Alex. “Alabama's DeVonta Smith finally getting his due”. TimesDaily. 2021年5月5日閲覧。
  5. ^ Byington, Alex. “Tide WR DeVonta Smith emerging from the shadows”. Dothan Eagle. 2021年5月5日閲覧。
  6. ^ Tide's DeVonta Smith the 1st WR to win AP Player of the Year”. AP NEWS (2020年12月29日). 2021年5月5日閲覧。
  7. ^ Wide receivers and the Heisman Trophy: DeVonta Smith joins exclusive fraternity with win” (英語). www.sportingnews.com. 2021年5月5日閲覧。
  8. ^ Rob Goldberg (2021年1月11日). “DeVonta Smith, Mac Jones, Alabama Rout Ohio State to Win 2021 CFP Championship”. Bleacher Report. 2021年5月5日閲覧。
  9. ^ DeVonta Smith Draft and Combine Prospect Profile”. NFL.com. 2021年12月22日閲覧。
  10. ^ DeVonta Smith, Alabama, WR, 2021 NFL Draft Scout, NCAA College Football”. draftscout.com. 2021年12月22日閲覧。
  11. ^ McPherson, Chris (2021年4月29日). “Eagles draft WR DeVonta Smith”. https://www.philadelphiaeagles.com/news/eagles-draft-wr-devonta-smith 2021年5月4日閲覧。 
  12. ^ Is DeVonta Smith too small to last in the NFL?”. NBC Sports. NBC Universal. 2023年1月30日閲覧。
  13. ^ Philadelphia Eagles at Atlanta Falcons - September 12th, 2021”. Pro Football Reference (2021年9月12日). 2023年1月30日閲覧。
  14. ^ DeVonta Smith 2021 Game Logs”. Pro Football Reference. 2023年1月30日閲覧。
  15. ^ DeVonta Smith sets franchise record for receiving yards by a rookie”. NBC Sports. 30 January 202閲覧。
  16. ^ DeVonta Smith Playoffs Game Logs”. Pro Football Reference. 2023年1月30日閲覧。
  17. ^ Devonta Smith breaks out for 169 receiving yards, Eagles stay unbeaten with win over Commanders”. FOX News (2022年9月25日). 2023年1月30日閲覧。


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