ディグ・イット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 01:15 UTC 版)
レコーディング
1969年1月24日[2]、26日[3]、27日[4]、28日[5]、29日[6]にアップル・スタジオで行なわれたアルバムのセッションで、「ディグ・イット」の2つのバージョンを演奏した[7]。
1月24日に録音されたテイクは、「Can you dig it, yeah?」という歌詞をフィーチャーしたもので、アレンジはスライドギターを中心としたブルージーなものだった[7]。1月26日に録音されたテイクは、アルバム『レット・イット・ビー』に49秒の断片として収録されたもので、レノンが6弦ベースとリード・ボーカル、マッカートニーがピアノ、ハリスンがリードギター、スターがドラム、ビリー・プレストンがオルガン、ジョージ・マーティンがシェイカーを演奏している[7]。この様子は、ドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』でも確認できる[7]。
1970年3月27日、フィル・スペクターはアルバムのミキシングを行なった[7]。スペクターは、本作の1月26日のテイクの8分52秒から9分41秒までの部分を抜粋して使用した[7]。アルバム収録テイクの最後にスペクターは、レノンの「That was 'Can you dig it' by George Wood and now we'd like to do 'Hark The Angels Come'!(ジョージ・ウッドの『キャン・ユー・ディグ・イット』でした。お次は『ほら、天使がやって来る』を演奏したいと思います!)[8]」という語りを加えた[7]。このレノンの語りは、1月24日に録音されたもの[2]。
2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』では、「マギー・メイ」と共に収録曲から外されているが[9]、同作のボーナスCD「フライ・オン・ザ・ウォール」に別テイクを抜粋した音源が「キャン・ユー・ディグ・イット?」(Can You Dig It?)というタイトルで収録されている[10]。
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, pp. 313–316.
- ^ a b Sulpy & Schweighardt 1997, pp. 249–250.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 276.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 285.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 258.
- ^ Sulpy & Schweighardt 1997, p. 296.
- ^ a b c d e f g h Guesdon & Margotin 2014, p. 574.
- ^ Gregory 2008, p. 251.
- ^ Womack 2009, p. 140.
- ^ Womack 2014, p. 229.
- ^ MacDonald 2005, p. 326.
- ^ Raggett, Ned. Let It Be - Laibach | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年7月13日閲覧。
- 1 ディグ・イットとは
- 2 ディグ・イットの概要
- 3 レコーディング
- 4 クレジット
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