セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 09:20 UTC 版)
作中に登場するアイテム
本作に登場するアイテム・秘密兵器類を解説する。
- チャームポイント
- マサルが肩に装着している一対の輪。マサルはこう呼んでいるが、正式名称は不明。
- マサルが山で修行していた頃に拾ったもの。マサル以外の人間では片手で持つことすら不可能なほど重い上に、雨に濡れると煙が出る、レジや体重計を狂わせ奇妙な文字を出す、身に着けると髪が伸びる[注 12]、サングラスを近づけるとレンズが黄色く変色するなどの不可思議な現象を頻発させる。これを巡って毛生え薬研究会とセクシーコマンドー部の間に抗争が勃発したこともあった。
- 実は宇宙人の持ち物であり、連載後半にはこれの返却を求めて本来の持ち主である宇宙人がマサルたちに近づいたが、最終的にマサルの青いヒゲと紳士ぶりに宇宙人の方が折れ、マサルの所有物ということで落ち着いた。
- ロボピッチャ型通信機
- 毛生え薬研究会のキースが使用する、ロボピッチャ[注 13]を改造して作られた通信機。通信機と言っても無線などではなく、信号弾のようなものを打ち上げ空中に雲を思わせる文字を表示する。表示できるのは4文字までなため、「ボスタスケテ」が「ボスケテ」になってしまった。
- スーパーハンサムロボピッチャ
- 上記の通信機をマサルが密かに回収し、ピッチングマシンに改造したもの。
- 野球部との勝負内容が野球に決定したことに伴い、練習用に用意されたが、起動させるやいなやジェット噴射で大空高く飛んでいってしまった。アニメでは「スーパーハンサム機械投手」と呼称されている。
- 漢方マサルダイナミック
- セクシーコマンドー全国大会でマサルがキャシャリンに渡した漢方薬。マサル曰く「いろいろそれっぽいのが入ってる」「つよしスペシャルよりは役に立つ」。飲んだキャシャリンは一時的に興奮状態になったが、結局いつものつよしスペシャルを飲んだ時と変わらず、それどころか外人のようになるという意味不明な効果をもたらした。
- メホホ・ブルササンG
- 花中島家に代々伝わる秘伝のやせ薬。マサルがモエモエのために調合したが、マチャ彦たちはこれを睡眠薬だと勘違いしていた。怪しげな呪文を唱えながら肉じゃが、わかめ、ビール、甘納豆、名前が「もけ…」で始まる謎の草など様々な材料を大鍋で混ぜ合わせ煮込み、仕上げは野村義男[注 14]のキラカードを挿して完成。
- ハイテクメカ「メカいらーず君」
- マサルが半年に一度、自分の髪型「ステキカット」をスタイリングするために使っているメカ。矛盾したネーミングが特徴的。頭に被るととても生温かい。試験勉強の役には全く立たない。
- デグチ=ホソナール
- 古代ギリシャで発明されたというウワサの狩猟具。入り口が大きく、出口が細くなっている土管のような外見、というか土管そのもの。遠近法による錯覚を利用し、すり抜けようとすると捕まって動けなくなる仕組み。「秘技ネコジャラシ」で脱出可能。
注釈
- ^ 他方、「フーミン」が「尻穴(ko:항문)」とローカライズされるなど、かなり倫理観の欠如した改変も行われていた。
- ^ 首から下の作画を簡略化した状態で走ったり、くねくね動いたりする表現。使われる時「だばだば」という擬音が入ることからこう呼ばれる。
- ^ 佐藤吾次郎のみ1回。
- ^ サウンドトラックでの曲名は「さわやかマチャ彦」。
- ^ 実質的に麻薬や覚醒剤と同質のものとして扱われており、アニメでは放送上の都合で「クスリ」をもじった「クヌソ」と呼ばれている。
- ^ a b アニメでは「酉友(とりゆう)」。
- ^ 「親父のブリーフ」とされているが、実際に父親のものかは不明。
- ^ タケルの時でもヨロシク仮面の格好だが、スカーフの色が僅かに違うらしい。
- ^ 仁侠映画や昔の熱血番長マンガによく使われる言語で、どこの方言とも微妙に違う、いわば男の方言である。そこはかとなく男らしい。
- ^ 当初からマサル以外の全部員がこの温泉旅行(モエモエとの混浴)を目当てに大会に参加していたが、メソがチケットを盗んできたため、戦う理由がなくなり、決勝戦を棄権した。
- ^ 「エスニックパーマ」の略。
- ^ 手に持っただけでも有効。個人やいくつ持つかによって伸びる位置(前髪、もみあげなど)・伸び方などが変わる。
- ^ アニメでは「イガプの機械投手」と呼称。
- ^ アニメでは鈴木史朗。
- ^ 「エボリューションカバー」と読む。
- ^ 「오나전」は「완전(完全)」のもじりで「ウ元ハ王」という意味だが、「오나(オナ)」にはそのまま「オナニー」という意味もある。当時の韓国のインターネットで流行していた言葉だった。
- ^ 内包元である『ワンダフル』としての放送日のため、『ワンダフル』そのものを0時以降に放送開始した日を除き、本作品の実際の放送日はその翌日である。
- ^ 原作での「コマンドー21」は一部のみアニメ化。
出典
- ^ 週刊少年ジャンプ 1998年15号 p178.
- ^ ウォンチュ:원츄 : 韓国もっと単語帳 - もっと! コリア (Motto! KOREA)
- ^ うすた京介「セクシーコマンドー外伝「すごいよ!!マサルさん」を描いたこと」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん ウ元ハ王版 5』2008年5月21日、ISBN 978-4-08-874234-2、242-243頁。
- ^ a b c うすた京介「うすたの部屋 最終回」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 7』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1997年12月9日、ISBN 4-08-872277-9、198-199頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n うすた京介「副音声的コメンタリー 質問→回答編」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん ウ元ハ王版 5』4-241頁。
- ^ うすた京介「部屋をかたづけてたらいいモンがでてきたシリーズPart1(最終回)」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 7』170頁。
- ^ うすた京介「コマンドー1 マサルとヒゲ」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1996年6月9日、ISBN 4-08-872271-X、25頁。
- ^ うすた京介「ヒーローその2 武士の目覚め」『武士沢レシーブ 1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1999年8月9日、ISBN 4-08-872752-5、53頁。
- ^ a b c うすた京介「コマンドー50 マサルと謎の人物サトル」『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 5』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1997年6月9日、ISBN 4-08-872275-2、102-103頁。
- ^ “うすた京介連載デビュー20周年で「マサルさん」文庫化!カバーは描き下ろし”. コミックナタリー. 2023年5月26日閲覧。
- ^ a b 佐野亨編「インタビュー 大地丙太郎 とにかくたくさん、死ぬまでつくり続けたい 原作ものとギャグ」『アニメのかたろぐ 1990-1999』河出書房新社、2014年5月30日、ISBN 978-4-309-27493-5、222頁。
- ^ 渡辺隆文編「観た?観た!倶楽部DX〜最終回特集2 「セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん」」『アニメージュ 1998年6月号』徳間書店、平成10年(1998年)6月10日、雑誌01577-06、66頁。
- ^ 「第16回 西村知美」現代洋子『おごってジャンケン隊①』小学館、1998年、101頁
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