スプレー 廃棄時の注意

スプレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 06:27 UTC 版)

廃棄時の注意

スプレー(カセットボンベ含む)の廃棄時は完全に使い切ったことを確認して、処理する自治体等の規制に従って排出する。2003年ごろまでは使用済みスプレーを廃棄する場合、火気の無い屋外で缶に穴を空け、ガスを抜くことが一般的だったが、穴を開ける際のケガや引火など副次事故が多いことから、大半の自治体で使いきり・区分廃棄で対応することになった[2]。 2014年の時点でも、ゴミ排出時の穴開けについては必要とする自治体と、ガスを完全に抜く前提で不要な自治体に二分される。この点については、環境省が自治体に対して穴開けをしない方向が望ましいとの指導を継続的に行っている[3]

なお、こうした廃棄方法が住民に徹底されず、安易に可燃物と一緒にゴミとして出されてしまう例があり、ゴミ収集車内や収容庫内などで爆発炎上する事例が絶えない[4]。また近年製造されるスプレー缶は、使用後に内部のガスを抜くためのガス抜きキャップが付属されていたり、特定の操作を行ったりすることで、ガスがほぼ抜ける機能になっていることが多い。カセットボンベについては、日本ガス石油機器工業会は2007年4月から発熱量が2,000 kcal/h (約2.3kW)以上の全てのカセットコンロに対し、カセットボンベを加熱してガスを使い切るためのヒートパネルの装着を義務化した[5]

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