シュヴィー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 16:04 UTC 版)
経歴
2歳時
1968年5月にデビュー。当初から評価は高かったものの、デビュー当初は得意の追い込み戦法が定まらず、6連敗を喫してしまう。6戦目の未勝利戦では、後にライバルの1頭となるタウィーの5着に敗れている。7戦目でようやく勝ち上がると、8戦目の一般戦では、最大のライバルとなるギャラントブルームと対戦するが3着に敗れる。翌月のフリゼットステークスで再び顔を合わせると、今度は逃げるギャラントブルームを僅かにクビ差差しきりシュヴィーが勝利。更に翌月のガーデニアステークスで再戦し、今度はギャラントブルームが勝利した。
3歳時
5月にアケダクト競馬場のカムリーステークスで復帰し、タウィーと接戦を演じるがアタマ差2着に敗れる。これを叩き牝馬三冠(当時は5 - 6月に行われていた)に挑戦したシュヴィーは、エイコーンステークスを3/4馬身、マザーグースステークスを2馬身1/2、コーチングクラブアメリカンオークスを3馬身差と、走るたびに着差を広げつつ勝利し、史上2頭目となるニューヨーク牝馬三冠を達成する。尚、2着には全てヘイルトゥーパッツィーが入った。
牝馬三冠を達成し、翌月には返す刀でアラバマステークスをも制したシュヴィーであったが、ギャラントブルームだけには相性が悪かった。7月のデラウェアオークスでは17馬身差の4着。そして最後の対戦となった9月のガゼルステークスでは1番人気に支持されるも、6馬身1/2差の3着に完敗し、最優秀3歳牝馬の称号を奪われる結果となった。
この敗戦で調子を崩したか、ベルデイムステークスはゲイムリーから6馬身1/2身差の3着。シュヴィー、タウィー、ゲイムリーと3頭の名牝が集ったヴォスバーグハンデキャップは6着に敗れた。
古馬時代
4歳時はトップフライトハンデキャップ、ダイアナハンデキャップに勝利し、前年敗れたベルデイムステークスにも勝利すると、牡馬に混じってウッドワードステークスに参戦。ここはパーソナリティの5着に敗れるものの、当時は16ハロンで行われていたジョッキークラブゴールドカップを先行逃げ切りの競馬で見事勝利する。5歳時はトップフライトハンデキャップ、ダイアナハンデキャップ、ジョッキークラブゴールドカップを連覇。中でも引退レースとなったジョッキークラブゴールドカップの内容は圧巻で、後続を7馬身引き離す圧勝であった。
シュヴィーの戦績は同期のギャラントブルーム、タウィーには一歩劣るものの、獲得賞金額は3頭中トップの890,445ドルであった。
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