ウルトラ兄弟 メンバー構成

ウルトラ兄弟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 04:22 UTC 版)

メンバー構成

正式に「ウルトラ兄弟」を構成するウルトラマンは以下の通りである。

  1. ゾフィー
  2. ウルトラマン
  3. ウルトラセブン
  4. ウルトラマンジャック
  5. ウルトラマンエース
  6. ウルトラマンタロウ
  7. ウルトラマンレオ
  8. アストラ
  9. ウルトラマン80
  10. ウルトラマンメビウス
  11. ウルトラマンヒカリ

メンバーの変遷は、『帰マン』放映時の4人構成から、後番組の『エース』でエース、『タロウ』でタロウがそれぞれの第1話で順次加入し、『レオ』第39話でウルトラマンキングの推薦によってレオとアストラがウルトラ兄弟として認められた。『80』放送当時の雑誌などでは「80はウルトラ兄弟候補生」や「80やユリアンも兄弟の一員」といった記述があったが、劇中での明確な言及はなく、その後の公式設定では一旦抹消された。しかし、『メビウス』のDVD第3巻の封入冊子「MEBIUS FILE」で初めてウルトラ兄弟が80までの9人であることが明確にされた。そして、『メビウス』の第50話(最終回)でメビウス、オリジナルビデオ『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』を経てヒカリも一員となり、2023年時点では11人が確認されている。

このうち、特にエースまでを含むウルトラ5兄弟、タロウまでを含むウルトラ6兄弟という表現が各作品の副題、それぞれを長男や次男とする表現も『タロウ』までは積極的に使用されているが、『レオ』以降は使用されていない。満田かずほ田口成光の対談によると、セブンと被るために「ウルトラ7兄弟」という表現は使用しなかったとのことである[8]

ウルトラの父ウルトラの母の実子はタロウだけで、基本的にウルトラ兄弟には血縁関係は存在しない。例外として実の兄弟のレオとアストラがいる[注 5]。また、ウルトラの父と母に引き取られて育てられたエースとタロウが元から兄弟として育ったとの記事も存在する[注 6]

その他にもM78星雲出身のウルトラマンは存在するが、ウルトラ兄弟の一員との設定はされていない。

てれびくん2010年4月号では、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初登場したセブンの息子であるウルトラマンゼロをウルトラ兄弟の一員にするかが検討されていることが記述されている[12]

『メビウス』で以下の設定が加わった。

  • ゾフィーからタロウの6兄弟は光の国や地球で伝説的な存在とされ[13]、彼らのみウルトラの父から授けられたブラザーズマントを着用できる[14]
  • 『タロウ』の時代は、ウルトラ兄弟の地球上での活躍が華々しい時代でもあった[15]

注釈

  1. ^ 『ザ☆マン』のみならず、『ティガ』のような過去のシリーズと独立した別世界を舞台にした作品にしようという案は、『レオ』の時期からあった[4]
  2. ^ なお、この時点での設定ではアストラを含まないゾフィーからレオまでの7人である。
  3. ^ 当初の企画ではウルトラ兄弟の排除を意図していたが、未製作の続編企画ではウルトラ兄弟の登場も検討されていた[6]
  4. ^ 郷秀樹=ウルトラマンジャックと坂田次郎か、北斗星司=ウルトラマンエースと梅津ダンのどちらかだが、劇中では明言はされていない。
  5. ^ セブンの実母(故人)がウルトラの母の姉であるため、セブンとタロウは従兄弟という設定も存在したが、この設定は現在は使用されていない[9]
  6. ^ 『小学三年生』1979年8月号p.71「ウルトラファミリーひみつ大かいぼう」[10]、『学年誌ウルトラ伝説』p.115[11]など。

出典

  1. ^ a b 兄弟大百科 1991, p. 55, 「ウルトラ兄弟誕生秘話特別座談会① / "兄弟"の設定は学年誌から。」
  2. ^ a b 学年誌 2017, p. 243
  3. ^ 兄弟大百科 1991, p. 56.
  4. ^ 『ザ☆ウルトラマンDVDBOX解説書』での満田かずほのコメントより。
  5. ^ 『ウルトラマン80』LDのライナーノート。
  6. ^ 「A PRODUCTION OF ULTRAMAN GREAT (EXPLANATION)」『テレビマガジン特別編集 新・ウルトラマン大全集』講談社、1994年10月1日、96・101頁。ISBN 4-06-178418-8 
  7. ^ 『メビウス&兄弟』のDVD-BOXのオーディオコメンタリーにおける板野一郎の発言より。
  8. ^ 兄弟大百科 1991, p. 61, 「ウルトラ兄弟誕生秘話特別座談会②」.
  9. ^ 『オール・ザットウルトラマンタロウ』(ネコパブリッシング・2016年)p86
  10. ^ 小学三年生 34(5)”. 国立国会図書館サーチ. 国立国会図書館. 2020年9月28日閲覧。
  11. ^ 学年誌 2017, p. 115.
  12. ^ 中村公紀編「大怪獣バトルRR」『てれびくん』2010年4月号、小学館、2010年3月1日、75頁、雑誌 01017-4。 
  13. ^ 「てれびくんデラックス愛蔵版 ウルトラマンメビウス超全集」(2007年・小学館)p60「ウルトラマンメビウス大辞泉 / ウルトラ6兄弟」
  14. ^ DVD『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』STAGE.1封入の作品解説書
  15. ^ ウルトラマンメビウス M78星雲「光の国」 ウルトラマンタロウ”. hicbc.com. 2021年1月6日閲覧。


「ウルトラ兄弟」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウルトラ兄弟」の関連用語

ウルトラ兄弟のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウルトラ兄弟のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウルトラ兄弟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS