フレンドリーファイヤ
同士討ち
(friendly fire から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 13:59 UTC 版)
同士討ち(どうしうち)、御方討ち[1](みかたうち、味方討ち)、同士戦[2](どしいくさ)、友軍相撃(ゆうぐんそうげき)、友軍による誤射、誤爆[3] は、武力を有した集団などが、友軍および同盟関係にある兵に対して、誤って攻撃をしかけ、損害を与える状況を指す(実戦のみならず、訓練中でも起こりうる)。第一次世界大戦頃は単にフレンドリーと呼ばれていた。米軍で使用されるフレンドリーファイアは、1947年にアメリカ陸軍所属の戦史家 S.L.A. Marshallによって初めて使用された[4]。NATOで使用されるblue on blueは、軍事演習での自軍の色(青)から来ている。
- ^ 『吾妻鏡』における中世での表記。また、現代では余り用いられないが、『源平盛衰記』では、「友争い」とも記し、「友討(ともうち)」といった語も存在する(今でいう友軍相撃に近いニュアンス)。
- ^ 『平家物語』及び『承久記』の表記例。「どうし」ではなく、「どし」と読む。
- ^ 「英和/和英対訳最新軍事用語集」2007年
- ^ Marshall, S.L.A. (1947). Men Against Fire. University of Oklahoma Press. p. 193.
- ^ 弓を引けなくなるため、指切は片手でも十分な罰となった。
- ^ 例として、第二次大戦下における米軍のキスカ島上陸作戦。
- ^ 『日本書紀』壬申の乱(7世紀末)時、合言葉を定めて、奇襲に際して同士討ち(斬り合い)を防いだ記述がある。
- ^ 例として、2016年5月24日火曜に陸自然別演習場で、空砲訓練に実弾が配られ、負傷者が出る事態となっている。空砲と実弾は先端部の形状が違うため、本来は間違いにくいはずだが、空砲を請求した際、弾薬を管理する隊には実弾記入がなされていた。参考・朝日新聞 2016年5月25日水曜・5月27日金曜付、記事・横山蔵利。
- ^ ロシアンルーレットは、場合によっては、一つの拳銃を使用するに限らず、二丁用意して互いに向け合ったり、または、集団で複数の銃を用いて一斉に行う場合もあり、ルールによっては同士討ちとなる。
「friendly fire」の例文・使い方・用例・文例
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