contéとは? わかりやすく解説

Conté

名前 コンテ

コンテ

(conté から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/09 16:46 UTC 版)

コンテフランス語: Conté)とは、顔料粘土などのバインダーを混ぜた材料を、押し固めたり焼き固めて作られる、角形で棒状の画材である。人工チョークの一種[1][2][注 1]


  1. ^ 「チョーク」とは元来は天然の白亜のことであり、これを棒状あるいは砲弾状に削って描画材料にしていた[3]。この白亜に顔料を加えたものや黒鉛片などを総称して描画用チョークという[3]。美術の分野では、古くは白亜や石鹸石英語版、炭質頁岩サンギーヌ英語版赤鉄鉱含有粘土)などの天然品[4][5]や、パステルやコンテといった人工品が使われてきた。なお、描画用チョークは学校教材などで用いられる炭酸カルシウム石膏を原料にするチョーク(白墨)とは厳密には区別される[3]
  1. ^ The Complete Drawing & Painting Course. Sterling Publishing Company. (2003). p. 279. https://books.google.co.jp/books?id=t9h8MV6nWR4C&lpg=PP1&hl=ja&pg=PA279#v=onepage&q&f=false 
  2. ^ 八重樫春樹. “素描”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館. 2019年10月14日閲覧。
  3. ^ a b c 金子 亨、速水 敬一郎、西川 正恒、村辺 奈々恵、佐藤 みちる「素描に関する一考察─ リアリズム絵画を中心に ─」『東京学芸大学紀要. 芸術・スポーツ科学系』第64巻、東京学芸大学学術情報委員会、2012年10月31日、11-35頁。 
  4. ^ Thomas Buser. “Drawing Materials”. History of Drawing. 2019年10月14日閲覧。
  5. ^ Carlo James; Marjorie B. Cohn (1997). “Chalks and crayons”. Old Master Prints and Drawings: A Guide to Preservation and Conservation. Amsterdam University Press. pp. 68-72. https://books.google.co.jp/books?id=Udqbo8cL6CwC&lpg=PP1&hl=ja&pg=PA68#v=onepage&q&f=false 
  6. ^ 画材の救急箱 パステル”. 絵を描く.com. 全日本画材協議会. 2019年10月14日閲覧。
  7. ^ 100周年記念誌 資料抜粋 / 鉛筆と日本の鉛筆工業の歴史 / フランスの鉛筆(コンテによる発明、現在の鉛筆芯製法の基礎)”. 日本鉛筆工業協同組合ウェブサイト. 日本鉛筆工業協同組合 (2012年). 2019年10月14日閲覧。
  8. ^ Museum of Fine Arts, Boston 2016.
  9. ^ 金子ほか 2012.
  10. ^ カレ・コンテ(スケッチ)”. バニーコルアート. 2019年10月14日閲覧。


「コンテ」の続きの解説一覧

Conté

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コンテ (曖昧さ回避)」の記事における「Conté」の解説

ランサナ・コンテ - ギニア共和国軍人政治家大統領務めたニコラ=ジャック・コンテ(フランス語版) - 鉛筆下記コンテ発明した18世紀フランス画家コンテ(画材) - 上記ニコラ=ジャック・コンテが発明した顔料四角柱固めた画材素描スケッチをする際に用いられる

※この「Conté」の解説は、「コンテ (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「Conté」を含む「コンテ (曖昧さ回避)」の記事については、「コンテ (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。

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