XQD
別名:XQDメモリーカード,XQDメモリカード
XQDとは、CFA(CompactFlash Association)が2011年12月に発表したフラッシュメモリの規格、および同規格に対応する製品のことである。
XQDの製品サイズは38.58mm×29.88mm×3.8mmで、コンパクトフラッシュType Iよりはやや厚い。入出力インターフェースにPCI Expressが採用されており、読み書きの速度は2.5Gbps、将来的に5Gbpsまで対応可能とされる。記憶容量も将来的に2TB(テラバイト)を超える大容量化が可能であるという。
2012年1月6日には、ニコンがXQDに対応したデジタル一眼レフカメラ「ニコン D4」を、またソニーがデジタル一眼レフカメラ向けのXQDメモリーカード、XQDカードリーダー、XQDエクスプレスカードアダプターを発表した。ソニーが発表したXQDメモリーカードは16GBモデルと32GBモデルの2種類があり、いずれも1Gbpsの書き込み速度を実現している。
参照リンク
CompactFlash Association Announces the Recently Adopted XQD(TM) Specification as a New Memory Card Format - (CFA。英語)
メモリーカード: | xD-Picture Card xDピクチャーカード Type H xDピクチャーカード Type M XQD |
仮想メモリ: | オンメモリ バッファ ページング |
XQDメモリーカード
(XQD から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/27 16:20 UTC 版)
XQDメモリーカード[1](エックスキューディーメモリーカード[1] XQD memorycard)は2010年に発表された、主にフラッシュメモリカード用に開発された メモリーカードのフォーマットである。データ転送インターフェイスとしてPCI Expressを用いることでSDメモリーカード等に比べて高速な読み書きが行えるのが特徴で、業務用ビデオカメラなど大容量の情報を記録する必要のある機器に採用されていた。2016年に事実上の後継規格となるCFexpressが発表されたため、現在はその役目を譲っている。
- ^ a b “業界最高※1の転送速度168 MB/秒※2を実現した“XQDメモリーカード”Sシリーズを発売” (プレスリリース), ソニー 2017年8月14日閲覧。
- ^ “Engadget: Sandisk, Sony, and Nikon propose 500MBps memory card with more than 2TB capacity” (英語). 2012年9月19日閲覧。
- ^ “CompactFlash Association Announces XQD Card Format” (英語). 2012年1月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年1月17日閲覧。
- ^ “Engadget: CompactFlash Association readies next-gen XQD format, promises write speeds of 125 MB/s and up” (英語). 2012年9月19日閲覧。
- ^ “業界最高の書き込み速度1Gbps(125MB/秒)を実現した“XQDメモリーカード”を商品化” (日本語) (プレスリリース), ソニー, (2012年1月6日) 2012年1月6日閲覧。
- ^ 120 GB / 240 GBモデルは2018年9月発売。
- ^ “ソニー、堅牢性を高めたXQDメモリーカード - デジカメ Watch” (日本語). Impress Watch (2018年9月21日). 2018年12月19日閲覧。
- ^ “D4|ニコンイメージング” (日本語). ニコン (2012年1月6日). 2012年1月6日閲覧。
- ^ ニコン・Z 6は2018年11月発売。
- 1 XQDメモリーカードとは
- 2 XQDメモリーカードの概要
- 3 関連項目
- XQDのページへのリンク