Where Men Win Glory
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 07:18 UTC 版)
「ジョン・クラカワー」の記事における「Where Men Win Glory」の解説
2009年出版(未翻訳)。当時NFLの現役プロアメフト選手で、アメリカ陸軍レンジャー部隊に入隊したパット・ティルマンを彼の日記と手紙をもとに描いた伝記。ティルマンはアフガニスタンで戦死して英雄に祭り上げられたものの、死亡原因が友軍の誤射だったことを陸軍が隠蔽した疑いで論争が巻き起こった。ティルマンの日記と手紙の他、妻や友人へのインタビュー、同僚だった兵士との会話、クラカワーによるアフガニスタンでの調査などが基になっている。また、アフガニスタン紛争について一般的な歴史を伝える、歴史物語的な部分もある。 デクスター・フィルキンスによるニューヨーク・タイムズの書評は「ティルマンの生涯について、陳腐で些末な出来事の描写が多すぎる」としながらも、死に関して「既に報道されたものがほとんどだが、それらを一つにまとめあげたこと、特に隠蔽に関してクラカワーが行った仕事は貴重だ。その詳細は5年が経過した今読んでもぞっとするほど嫌悪感を抱く」と評した。ダン・ニールによるロサンゼルス・タイムズの書評は「見事なレポートの一例」「ティルマンの死にまつわる事件の決定版」と評した。
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