WRC3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:37 UTC 版)
2013年誕生。運営規則はほぼWRC2とかなり近く、13戦開催・7戦中6戦の有効ポイント制を敷く。 もともとはワンメイク化されたJWRCに代わって登場した、WRCの二輪駆動車部門で、2018年までは二輪駆動のグループR車両(=R1 - R3)で争った。またJWRCの車両はWRC3の規則と合致するため、両クラスに同時エントリーが可能となっていた。JWRCは出走イベント・参戦マシン・タイヤメーカーなどを選べないハンデはあるが、実際にはJWRCのエントラントがWRC3でも上位をほぼ占めており、両選手権でチャンピオンを獲得することの方が多かった。この頃はWRC3としてのメディア露出はほとんどなく、2018年終了を以て一旦廃止された。 2020年にRally2車両のプライベーター向けクラスとして復活したが、最終戦ラリー・モンツァにて前年までヒュンダイワークスドライバーのアンドレアス・ミケルセンがスポット参戦し優勝したことで苦情が発生。その影響で2021年以降、過去5年以内にWRCクラスでマニュファクチャラーズポイントを獲得した者又はWRC2/3チャンピオンのWRC3参戦を禁止するという一幕があった。 2022年からは新生Rally3車両(コスト規制10万ユーロの四輪駆動車)が導入され、明確にWRC2と区別される。
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