超音波溶接(接合)
図に示すように、被溶接物を音極で加圧し、音極に超音波振動を伝え、そのエネルギーを利用して行う溶接である。金属同士、あるいはプラスチックの接合に使われている。金属接合では超音波振動で摩擦により、接合面の酸化皮膜などを機械的に除去して平滑化し、固相状態で接合するので、異種金属間の接合が可能である。一方、プラスチックの接合では、接合面の摩擦による熱エネルギーと、プラスチック本体の振動エネルギーが熱エネルギーに置換され発熱することにより、プラスチックが溶融状態となり接合されるものである。
超音波接合
(Ultrasonic Welding から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 05:46 UTC 版)
超音波接合(ちょうおんぱせつごう、Ultrasonic welding)とは、超音波による振動を接合対象に印加して接合する手法。
- ^ 超音波接合法の接合原理について教えて下さい。
- ^ a b 超音波金属接合の原理
- ^ Hiromichi T. Fujii, Yuta Goto, Yutaka S. Sato, Hiroyuki Kokawa (2016). “Microstructure and lap shear strength of the weld interface in ultrasonic welding of Al alloy to stainless steel”. Scripta Materialia (Elsevier) Vol. 116: 135-138 2018年5月8日閲覧。.
- ^ C.Q. Zhang, J. D. Robson, P. B. Prangnell (2016). “Dissimilar ultrasonic spot welding of aerospace aluminum alloy AA2139 to titanium alloy TiAl6V4”. Journal of Materials Processing Technology (Elsevier) Vol. 231: 382-388 2019年7月4日閲覧。.
- 1 超音波接合とは
- 2 超音波接合の概要
- Ultrasonic Weldingのページへのリンク