超音波溶接(接合)
図に示すように、被溶接物を音極で加圧し、音極に超音波振動を伝え、そのエネルギーを利用して行う溶接である。金属同士、あるいはプラスチックの接合に使われている。金属接合では超音波振動で摩擦により、接合面の酸化皮膜などを機械的に除去して平滑化し、固相状態で接合するので、異種金属間の接合が可能である。一方、プラスチックの接合では、接合面の摩擦による熱エネルギーと、プラスチック本体の振動エネルギーが熱エネルギーに置換され発熱することにより、プラスチックが溶融状態となり接合されるものである。
超音波溶接
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 06:05 UTC 版)
圧接の一種。溶接部に超音波で振動する工具を押し当てて、母材を互いに摩擦することにより接合を行なう。断面形状の制約はない。
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