UHFコンバータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 08:01 UTC 版)
過去UHF放送が開始された初期(1963年から)の頃にはテレビにUHF受信回路がなかったため、外付けのUHFコンバータ(UHF信号をそのままVHF波に変換するだけで映像信号は出力しない)が使われた。 UHFコンバータには特定の放送局の受信を前提とした限られたチャンネルのみに対応したもの(一例としてサンテレビジョンが開局時のPR活動で阪神甲子園球場などで配布した、DXアンテナ製の36チャンネルを3チャンネルに変換するもの)や、ダイヤル式のチューナーで選局するタイプの「オールチャンネル型」などがあった。 UHF民間放送テレビ局の開局(第2局)が進んだ1969年前後からテレビにUHF受信回路とチューナーが内蔵されるようになり、この頃からカラーテレビはUHF受信機能を内蔵したものを中心に普及しだしたため、段階的に一般家庭用の製品は姿を消したものの、共同受信用の製品は2011年のアナログ放送終了まで生産された。[要出典] コンバーターやカラーテレビにおける普及促進の関係上、家電メーカーの一社提供番組はUHF民放の第2局が開局した後も、第2局が属する系列の番組(『ズバリ!当てましょう』など)であっても開局後暫くはVHFでラテ兼営が主体の第1局に残り続け、ある程度普及した段階で移行した。
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